注目銘柄ダイジェスト(前場):ランビジネス、SOSEI、アサヒ衛陶など

市況
2018年9月19日 13時16分

カシオ計<6952>:1863円(-7円)

反落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では投資判断を「オーバーウェイト」から「ニュートラル」に格下げ、目標株価は1950円を据え置いている。株価上昇によって、主力製品である時計の現地通貨ベース増収率のプラス転換、課題事業の改善といったプラス材料は織り込まれたとの判断のようだ。円安に加えて新製品の効果により時計の増収率が大きく改善することなどが今後の株価上昇カタリストと指摘。

関西電力<9503>:1611.0円(-57.5円)

大幅反落。未定としていた通期ガイダンスを前日に発表している。経常利益は2000億円で前期比7.9%減益、年間配当金は50円で前期比15円の増配となっている。原子力利用率の向上などは増益要因となったが、料金改定のマイナス影響などで経常減益見通しに。経常利益は配当金の水準はほぼ市場想定通りであったとみられる。特に増配は期待材料とされてきただけに、目先の出尽くし感が先行する展開とみられる。

伊藤ハム米久<2296>:746円(-28円)

大幅反落。前日に業績予想の下方修正を発表している。上半期営業利益は110億円から75億円に、通期では230億円から200億円に減額修正。加工食品事業における生産および物流コストの上昇、国内食肉事業における相場下落や飼料価格の上昇、海外事業における調達コストの上昇や米国市況の伸び悩みなどが背景。第1四半期大幅減益決算で下振れは警戒されていたが、下振れ幅は想定以上との見方になっている。

ランビジネス<8944>:430円(+80円)

一時ストップ高。前日に発表した大規模な自社株取得の実施が材料視されている。発行済み株式数の6.58%に当たる165万株、5億円が取得上限、取得期間は本日から1年間としている。一株当たりの価値向上につながるほか、流動性が低いこともあって需給インパクトも強まるとの期待感が先行へ。取得理由は、株主への利益還元の向上のほか、機動的な資本政策を行うためとしている。

SOSEI<4565>:1424円( - )

ストップ安売り気配。予期しない毒性所見が見出されたため、詳細を把握するまでの間、ムスカリンM1作動薬であるHTL0018318の臨床開発を自主的に中断することを決定したと発表している。HTL0018318は、アルツハイマー病など認知障害に対する新たな治療候補薬。第2相試験は最短でも6カ月延期されるため、ライセンスパートナーからの重要なマイルストンに関する収益は19年には見込まれなくなるとしている。

アサヒ衛陶<5341>:1728円( - )

ストップ高買い気配。前日の取引時間中に、ベトナムにおいて現地不動産各社と衛生陶器・住宅設備機器の大口案件納入が決定したと発表している。納入予定先企業はSAI GON REAL ESTATE CORPORATIONグループ、現地最大級の大手ゼネコンCOFICO、LE THANH、CAT TIGER KHAREALなどで、今後竣工が予定される複数のマンション向けに納入される。具体的な金額は不明であるものの、業績インパクトは大きいとの見方が優勢に。

グローバルリンク<3486>:3110円(+133円)

大幅に4日続伸。10月18日を基準日に1株につき2株の割合で分割すると発表している。投資単位あたりの金額を引き下げ、株式の流動性の向上と投資家層の拡大を図るため。また、東証第1部への市場変更申請を行う準備を進めており、流通株式数の基準を満たすことも目的。18年12月期の年間配当を従来予想の25.00円から12.50円(前期実績45.00円)に修正したが、株式分割に伴うもので実質的な変更はない。

リボミック<4591>:463円(+15円)

大幅に3日ぶり反発。科学技術振興機構(JST)に早稲田大学との共同研究「人工知能技術を用いた革新的アプタマー創薬システムの開発」が採択されたと発表している。JSTが公募したのは、戦略的創造研究推進事業部CREST研究領域「イノベーション創発に資する人工知能基盤技術の創出と統合化」。創薬期間の短縮及び創薬成功率の向上を目指す。18年度の委託研究開発費は650万円の予定。

《ST》

提供:フィスコ

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