明日の株式相場見通し=8日続伸を受け利益確定の売り、日米通商協議の内容を織り込む

市況
2018年9月26日 17時37分

あす(27日)の東京株式市場は、日本時間27日未明の日米首脳会談と、その結果を受けての同日早朝からのトランプ米大統領の会見内容を織り込む相場となりそうだ。焦点は、日本からの自動車輸入関税引き上げを回避できるかに絞られており、日本側は米国の農作物やエネルギーなどの輸入拡大により対米貿易黒字を削減する方向を目指している。

米側から極端な強硬姿勢が打ち出されない限り、日経平均が大幅安となる可能性は少ないものの、きょうまでの8日続伸で日経平均は合計1429円と大幅上昇し、心理的フシ目の2万4000円台に乗せてきたことから、利益確定の売りが出やすい地合いとなっている。

市場関係者からは「きょう、東証株価(TOPIX)は8日ぶりに小幅反落となったものの、市場推計のTOPIXの配当権利落ち分は約14.5ポイントとされており、実質的には上昇だった。日経平均に比べて出遅れが指摘されていたTOPIXの追撃がスタートしている」との見方が出ていた。

日程面では、損害保険業、生命保険業、少額短期保険業を営む子会社の経営管理およびそれに付帯・関連する事業を手掛けるSBIインシュアランスグループ<7326>が東証マザーズ市場に、自動壁紙糊付機・コンピュータ式畳製造装置などの自動化・省力化機器、顧客仕様による各種産業機器、特殊機能畳などの開発・販売、内装施工工具などのカタログ販売の極東産機<6233>が東証ジャスダック市場に、それぞれ新規上場する。

このほかに、黒田日銀総裁が全国証券大会で講演、8月の建設機械出荷額に注目。海外では、米4~6月期のGDP確定値、米8月の耐久財受注が焦点となる。(冨田康夫)

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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