26日の香港市場概況:ハンセン1.2%高で反発、石油セクターの上げ目立つ

市況
2018年9月26日 18時00分

休場明け26日の香港市場は値上がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比317.48ポイント(1.15%)高の27816.87ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が158.08ポイント(1.46%)高の10985.60ポイントとそろって反発した。売買代金は1079億9300万香港ドルに拡大している(24日の売買代金は693億2800万香港ドル)。

中国の政策に対する期待感が強まる流れ。米国との貿易摩擦が激化するなか、中国政府は内需の刺激に力を入れる方針だ。「個人所得税法」の改正など、消費拡大のための施策が相次いでいる。最新の報道では、国家税務総局が専門チームを各省市に派遣し、企業を対象とした各種減税政策の効果を確認する??などと伝えられた。

ハンセン指数の構成銘柄では、石油大手の中国石油天然気(ペトロチャイナ:857/HK)と中国海洋石油(CNOOC:883/HK)が4.9%高、4.4%高、香港リートの領展房地産投資信託基金(823/HK)が4.0%高、小型電子部品メーカー大手の瑞声科技HD(2018/HK)が3.8%高と上げが目立った。石油株については、昨夜のWTI原油先物が続伸し、約2カ月ぶりの高値を回復したことが好感されている。

業種別では、食品・飲料、酒造など消費関連がしっかり。万洲国際(WHグループ:288/HK)が2.6%高、中国蒙牛乳業(2319/HK)が2.2%高、青島ビール(168/HK)が2.0%高、康師傅HD(ティンイー:322/HK)が1.7%高で引けた。

中国の保険セクターも高い。中国太平洋保険集団(2601/HK)が3.3%、中国人民財産保険(2328/HK)が3.1%新華人寿保険(1336/HK)が3.0%ずつ上昇した。

本土市場も反発。主要指標の上海総合指数は、前日比0.92%高の2806.81ポイントで取引を終えた。消費関連株が急伸。金融株やエネルギー株、自動車株、医薬株、ハイテク株、インフラ関連株なども買われた。

【亜州IR】

《FA》

提供:フィスコ

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