フジクラが急落、19年3月期業績および配当予想を下方修正
フジクラ<5803>が急落し年初来安値を更新。26日の取引終了後、19年3月期の連結業績予想について、売上高を7500億円から7200億円(前期比2.7%減)へ、営業利益を390億円から300億円(同12.6%減)へ、純利益を230億円から140億円(同23.7%減)へ下方修正したことが嫌気されている。
バングラデシュで施工中の送電線工事で材料費の急騰などによりコスト増が見込まれることに加えて、エネルギー・情報通信カンパニーで国内外のマーケットでの競争激化の影響を見込んだことが要因。また、エレクトロニクスカンパニーでFPC(フレキシブルプリント配線板)を中心に受注減が見込まれることも考慮したという。
なお、業績予想の修正に伴い、従来は中間・期末各8円の年16円を予定していた配当について、各7円の年14円(18年3月期実績14円)にするとあわせて発表しており、これも売り材料視されている。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)