新日鉄住金、JFEなど鉄鋼株は強さ発揮、市況改善と株価指標割安で資金シフト
新日鉄住金<5401>、ジェイ エフ イー ホールディングス<5411>など鉄鋼株が全般地合いが悪化するなかで強さをみせている。新日鉄住金は前日こそ上昇一服となったが、それまで7連騰で株価水準を15%も切り上げていた。目先は25日移動平均線との上方カイ離も大きく利益確定の動きを誘導しているが、それを上回る押し目買いニーズが売り物を吸収している。米国を中心とした貿易摩擦が懸念されるなかも、中国やインドなど新興国のインフラ投資が高水準で、鉄鋼メーカーの業績は世界的に回復色を強めている。製品価格の上昇による利益採算の改善も進んでおり、東京市場でもPER、PBRともに割安な鉄鋼株に資金シフトする動きが強まっている。新日鉄住金はPER9倍弱でPBRは0.6倍台、JFEはPER8倍、PBRは0.7倍台で水準訂正余地が大きい。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)