前週末28日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

注目
2018年10月1日 5時20分

■タチエス <7239>  1,700円 (-160円、-8.6%)

東証1部の下落率3位。タチエス <7239> が急反落。27日の取引終了後、19年3月期の連結業績予想について、営業利益を80億円から68億円(前期比21.5%減)へ、純利益を60億円から27億円(同67.0%減)へ下方修正したことが嫌気された。国内販売を中心に増収が見込まれることから売上高は2950億円から2980億円(同0.9%増)へ上方修正したものの、中南米での得意先の洪水に伴う操業停止による影響や、新興国通貨安に伴う為替差損の発生などが利益を押し下げるとしている。

■タムラ <6768>  711円 (-52円、-6.8%)

東証1部の下落率8位。タムラ製作所 <6768> が続急落。27日の取引終了後、中国子会社で製造した電源機器の一部について不具合の発生を確認した件について、修理費用やそれに伴う人員の追加確保などで費用の増加が見込まれると発表。営業利益への影響額が6億円程度になるとしたことから、業績予想の下方修正が懸念されている。

■吉野家HD <9861>  1,802円 (-105円、-5.5%)

東証1部の下落率10位。吉野家ホールディングス <9861> が続急落。27日の取引終了後、19年2月期の連結業績予想について、売上高を2110億円から2050億円(前期比3.3%増)へ、営業利益を41億円から11億円(同72.6%減)へ、最終損益を17億円の黒字から11億円の赤字(前期14億9100万円の黒字)へ下方修正し、6期ぶりの最終赤字に転落する見通しであることが嫌気された。上期に既存店売上高が計画に届かなかったことに加えて、傘下のアークミールが業績不振となったことが響いた。また、想定以上に採用コストが増加となるなど経費が上昇したことも利益を悪化させたとしている。

■ルネサス <6723>  710円 (-40円、-5.3%)

ルネサスエレクトロニクス <6723> が続急落。SMBC日興証券は27日、同社株の投資評価「2」を継続するとともに目標株価は970円から880円に引き下げた。半導体サイクルは減速しており、マイクロコントローラー(MCU)の在庫調整には時間がかかるとみている。具体的には18年12月期の純利益を同証券の従来予想764億円から697億円(会社予想は非公表)へ、19年12月期は同964億円から831億円に見直している。また、米IDTの買収に関しても、財務体質の改善が株主還元よりも優先されることなどで、株価にはややマイナスとみている。

※28日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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