野崎印が大幅高、新元号やICタグ関連で大口資金の流入加速
野崎印刷紙業<7919>大幅高、高水準の買いを集め需給相場の色彩を強めてきた。8月下旬から9月下旬にかけて漸次下値を切り上げてきたが、9月20日に商い急増のなか40円を超える急伸で市場の耳目を驚かせ、「そこからは確変モードで大口の資金流入が断続的に観測されるようになった」(国内投資顧問)。時価は約19年ぶりの高値水準に浮上。19年前の1999年には6月から7月にかけわずか2カ月で200円台後半の株価を600円台前半まで一気に駆け上がった経緯がある。今回もスタート地点は200円台後半で、上昇波はやや緩やかながら、小型株特有の足の軽さをみせつけている。同社は印刷物や包装資材などの紙製品の製造を手掛ける新元号に絡む特需が期待されるほか、ICタグへの展開に注力しセルフレジ関連の有力株としての位置づけがある。また、アマゾンのウェブサービスを通じて業務用値札などの販売にも傾注しており、販売ルート拡充による収益向上への期待が膨らんでいる。株価上昇とともに、信用売り残も厚みを増しており、直近は信用倍率1.45倍と取り組み妙味も漂う。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)