明日の株式相場見通し=調整一巡感とはならず、軟調推移で25日線攻防に

市況
2018年10月9日 17時30分

あす(10日)の東京株式市場は、きょうまでの4日続落で日経平均株価が合計で801円安と大幅な下落となったことから、短期的な過熱感はやや解消されてきたものの、調整一巡との見方は出ていないようだ。買い支援材料が見当たらないなか、あすも軟調な推移で日経平均の25日移動平均線(2万3343円54銭=9日)の攻防となりそうだ。

市場関係者からは「外国為替市場で一時、1ドル=112円90銭台へと円高・ドル安が進行したことや、東京証券取引所の一部システムで障害が発生し、証券会社からの売買を執行できない事態となり、投資家の不安心理を誘発する結果となった。さらに、海外投資家からとみられる株価指数先物主導の売りも観測され、半導体、自動車などに関連した値がさ株に売りが集中し、これが波及してほぼ全面安商状となった」との見方が出ていた。

9日の東京株式市場は、終始売り優勢の展開となった。日経平均は大幅安で始まった後、前場後半にいったん下げ渋る動きをみせたものの、後場に売り直された。日経平均株価終値は、前週末比314円33銭安の2万3469円39銭と大幅安で4日続落した。

日程面では、人材派遣紹介関連事業を手掛けるCRGホールディングス<7041>が東証マザーズ市場に新規上場する。このほかに、8月の機械受注統計に注目。海外では、朝鮮労働党創建73年記念日、米9月の生産者物価指数、英8月のGDPが焦点になる。(冨田康夫)

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.