注目銘柄ダイジェスト(前場):ネオス、インターアク、コーナン商など

市況
2018年10月15日 12時04分

インターアク<7725>:1879円(+206円)

急伸。先週末に発表した第1四半期好決算が買い材料視されている。営業利益は2.2億円で前年同期比65.4%増益、通期予想は10億円で前期比0.4%減と横ばい予想であり、想定以上の好スタートと受け止められているようだ。主力の検査用光源装置が好調に推移しているほか、インダストリー4.0推進事業の収益も改善した。第1四半期末受注残高も膨らんでおり、第2四半期以降の状況も好望視される形になっている。

東京ベース<3415>:623円(+40円)

大幅続伸。先週末の前引け後に決算を発表、売り一巡後は下げ渋る動きとなっていたが、本日は一段と買いが優勢になっている。通期営業利益は20.3億円から13.5億円に下方修正しているが、下振れは織り込み済みで徐々にあく抜け感も強まる状況となっているようだ。新たな在庫問題なども発生しておらず、下期計画は保守的との見方もあるもよう。在庫水準の適正化による来期以降の業績回復を先取るような動きにも。

コーナン商<7516>:3025円(+324円)

急反発、上場来高値を更新している。先週末に第2四半期決算を発表、累計営業利益は107.9億円で前年同期比4.7%増益、従来予想の108.3億円に近い水準での着地となった。会社計画線ではあるものの、第1四半期が同9.4%の減益であったことから、増益転換をポジティブに捉える動きが先行。防災用品の堅調需要継続に加えて、猛暑による夏物商材の売上も好調だったもよう。年間配当計画も50円から52円に引き上げている。

サイゼリヤ<7581>:2112円(+67円)

大幅続伸。みずほ証券では投資判断を「中立」から「買い」に格上げ、目標株価も2700円から2800円に引き上げている。下振れ決算を受けて足元で調整色を強めたものの、株価バリュエーションは過去5年間で最低水準と、株価の割安感が高まったと判断しているもよう。国内既存店売上高の増加を背景に、今期業績は会社計画通りの回復が期待できるとみている。また、いちよし証券でもフェアバリューを2700円から3000円に引き上げ。

ユニバーサル<6425>:3485円(+70円)

大幅に続伸。60万株(20億円)を上限に自社株買いをすると発表している。発行済株式総数(自社株を除く)に対する割合は0.75%。株主還元の強化及び経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行を可能とするため。今後も財務状況や証券市場の動向を踏まえ、株主還元策を継続的に実施する方針。取得期間は15日から12月28日まで。2日に年初来安値(3070円)を付けてから株価が戻り歩調にあることも買いにつながっているようだ。

ネオス<3627>:1300円(+300円)

ストップ高。先週末に第2四半期決算を発表、累計営業利益は1.9億円で前年同期0.4億円の赤字から収益は大きく改善している。また、通期予想は従来の0.5億円から4億円に大幅上方修正。通信ソリューション事業が好調なほか、新規連結化したジェネシスHDも寄与。下半期にかけてはIoTデバイスの増産も見込まれているようだ。第1四半期好決算から上振れ期待は高かったものの、修正幅の大きさにはサプライズが強いもよう。

Ciメディカル<3540>:5180円(+200円)

大幅に続伸。10月4日に決議した株式売出を中止すると発表している。これに伴い、東証本則市場への市場変更申請を取り下げる。筆頭株主の現代表取締役が第2位株主になることに対し、取引先や株主らから心配する声が出たことに加え、株式市場の不安定度が増していることからステークホルダーの利益に資するものではないと判断した。売出中止を受け、株式価値の希薄化懸念が後退し、買いが入っている。

イーソル<4420>:3675円

公開価格(1680円)の約2.4倍となる4000円で初値を付けた。前営業日の12日に新規上場したが、買い注文が殺到し取引が成立しなかった。設立は75年5月。事業内容は組込み機器向けのOS開発、組込みソフトウエアの受託開発等。18年12月期の営業利益予想は前期比14.4%増の4.95億円。組込みソフトウエア事業で自動車向けやAV機器向け、FA向けが伸張すると見込む。第2四半期累計の実績は4.78億円で、進捗率は既に96.6%に達している。

《ST》

提供:フィスコ

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