米個人消費はまずまず順調か

経済
2018年10月16日 14時28分

米商務省が15日発表した9月小売売上高は前月比+0.1%にとどまり、市場予想の同比+0.4%程度を下回った。自動車除く数字は増加予想に反して減少(前月比-0.1%)となった。9月は、自動車販売は増加したものの、外食部門の売り上げが落ち込み、全体の数字に影響を及ぼした。ただ、自動車・ガソリン、建材、食品サービスを除いた数字(コア売上高)は前月比+0.5%で市場予想を上回っており、米個人消費は順調に推移していることを示唆するデータとなった。

市場関係者の間では、米個人消費は当面順調に推移するとの見方が多く、利上げ継続を後押しするとの声も聞かれている。ただし、輸出は伸び悩む可能性があることから、米国は主に二国間の貿易協議を通じて輸出の拡大を狙うことになる。為替問題は重要なテーマとなる。為替条項導入に対する目立った反応は確認されていないが、米経済指標が悪化した場合、為替条項導入を巡る思惑が浮上し、ドル売りが強まる可能性は残されている。

《MK》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.