16日の米国市場ダイジェスト:NYダウは547ドル高、企業決算や経済指標を好感

市況
2018年10月17日 7時40分

■NY株式:NYダウは547ドル高、企業決算や経済指標を好感

米国株式相場は上昇。ダウ平均は547.87ドル高の25798.42、ナスダックは214.75ポイント高の7645.49で取引を終了した。主要企業決算が好感され、買いが先行。10月NAHB住宅市場指数が予想を上振れたほか、8月JOLT求人件数が過去最高となり終日堅調となった。米長期金利の上昇が一服し、投資家心理がやや改善したことも相場上昇の追い風となった。セクター別では全面高となり、ソフトウェア・サービスやヘルスケア機器・サービスの上昇が目立った。

グラフィックソフトのアドビ・システムズ(ADBE)は、来年度の大幅な増収予想を発表し急騰。投資銀行のゴールドマンサックス(GS)とモルガン・スタンレー(MS)は、好決算を発表し堅調推移。医療保険のユナイテッドヘルス(UNH)と、医薬品のジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)は、通期見通しを引き上げ上昇。電気自動車のテスラ(TSLA)は、SEC(米証券取引委員会)との和解が裁判所に承認され堅調推移となった。

マーケット終了後に動画ストリーミングのネットフリックス(NFLX)が発表した決算では、売上高は予想に一致し、一株利益は上振れた。時間外取引で株価は上昇して推移している。

Horiko Capital Management LLC

■NY為替:米経済指標改善や株高を好感してドル強含み

16日のニューヨーク外為市場でドル・円は、112円02銭から112円34銭まで上昇し、112円25銭で引けた。米国の8月JOLT求人件数は減少予想に反して増加し、再び過去最高を記録したほか、米10月NAHB住宅市場指数も低下予想に反して上昇したため、強い経済がさらなる利上げを正当化するとの観測が強まりドル買いが再燃した。

ユーロ・ドルは、1.1621ドルまで上昇後、1.1572ドルまで反落し、1.1574ドルで引けた。イタリア債の利回り低下を受けて同国の債務懸念は緩和し、ユーロ買いが再燃した。ユーロ・円は、129円80銭から130円29銭まで上昇。株高を意識したユーロ買いが観測された。ポンド・ドルは、1.3236ドルまで上昇後、1.3171ドルへ反落した。ドル・スイスは、0.9859フランへ下落後、0.9909フランまで反発した。

■NY原油:小幅続伸で71.92ドル、株高を好感した買いが入る

NY原油先物11月限は小幅続伸(NYMEX原油11月限終値:71.92 ↑0.14)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物11月限は前日比+0.14ドルの71.92ドルで通常取引を終えた。時間外取引を含めて一時72.29ドルまで買われた。欧米株高を好感して短期筋などからの買いが入った。原油需要のすみやかな減少につながる材料は少ないとの見方も原油先物相場を下支えしたようだ。

■主要米国企業の終値

銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)

バンクオブアメリカ(BAC) 28.53ドル +0.61ドル(+2.18%)

モルガン・スタンレー(MS) 45.94ドル +2.47ドル(+5.68%)

ゴールドマン・サックス(GS)221.70ドル +6.48ドル(+3.01%)

インテル(INTC) 45.94ドル +1.41ドル(+3.17%)

アップル(AAPL) 222.15ドル +4.79ドル(+2.20%)

アルファベット(GOOG) 1121.28ドル +29.03ドル(+2.66%)

フェイスブック(FB) 158.78ドル +5.26ドル(+3.43%)

キャタピラー(CAT) 143.71ドル +1.91ドル(+1.35%)

アルコア(AA) 36.19ドル +0.85ドル(+2.41%)

ウォルマート(WMT) 95.81ドル +1.99ドル(+2.12%)

スプリント(S) 6.40ドル +0.12ドル(+1.91%)

《FA》

提供:フィスコ

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