訪日外客数の伸び率回復までもう少し、SMBC日興証券(花田浩菜)

経済
2018年10月17日 11時31分

こんにちは、フィスコリサーチレポーター花田浩菜の「SMBC日興証券の気になるレポート」です。

10/17付の「DailyOutlook」では、訪日外客数について考察しているのでご紹介します。

まず同レポートでは、『2018年9月の訪日外客数は、前年同月比5.3%減の216万人となった。2013年1月以来、5年8ヵ月ぶりに減少した(前回の減少は旧正月時期の変動による影響あり)。懸念されていた通り、台風21号による関西空港閉鎖、北海道胆振東部地震による新千歳空港閉鎖などが大きく影響した。6月の大阪府北部地震、7月の豪雨と自然災害の影響による訪日外客数の停滞が一段と厳しさを増した』と伝えています。

続けて、9月末に襲来した台風24号の影響が、10月に残るとみられるが、漸く自然災害も一服した感があることを挙げ、『自然災害は、訪日外客数の一時的な落ち込みをもたらすが、恒常的に減少させたことはなく、10月以降は伸び率が回復すると見込まれる。一方、急激な増加で、訪日外客数の規模は拡大しており、前年同期比での伸び率は徐々に低下している。2017年実績2,869万人をベースに2020年の政府目標4,000万人を達成するには、2018年初から3年間にわたって月平均11.7%増を続ければ可能と試算される。過去のような数十%といった伸び率は必要なく、達成のハードルは比較的低くなっている。7月以降は伸び率が「11.7%」を下回っているが、自然災害のマイナス要因が緩和するとみられる11月からは「11.7%」超えが期待できよう』と分析しています。

さらに、『インバウンド関連銘柄の多くは、来年GWの10連休化の動きもポジティブに寄与、株価下落は押し目の局面と捉えたい』とまとめています。

最後にレポートでは、『訪日外客数の月次推移』を紹介しています。詳しくは10/17付の「DailyOutlook」をご覧になってみてください。

また、面白いレポートを発見したらご紹介しますね。

花田浩菜の「気になるレポート」は各種レポートを花田浩菜の見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合があります。詳細は発行人のレポートを御確認くださいませ。

フィスコリサーチレポーター花田浩菜

《ST》

提供:フィスコ

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