<動意株・18日>(大引け)=アイ・ピー・エス、OBC、キリン堂HDなど

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2018年10月18日 15時09分

アイ・ピー・エス<4335>=後場に入りストップ高。同社は関西を地盤に企業の情報システム構築・ERP導入支援を行う。ERPをクラウドで導入するサービスへの引き合いが旺盛な一方、人材面のコストが一巡したことなどで利益率も急改善、19年3月期営業利益は前期比倍増の1億4000万円を見込む。時価総額18億円前後と小さいが、ソフト開発大手である独SAPのパブリッククラウド認定パートナーの第1号となった実績は見逃せない。会社側では「クラウドによるERP導入を入り口として、コンサルティングや追加開発投資などで利益を積むシナリオを描いている」としている。

オービックビジネスコンサルタント<4733>=大幅続伸。同社が17日の取引終了後、19年3月期の単独業績予想について、売上高を250億円から275億円(前期比17.0%増)へ、営業利益を106億円から115億円(同18.1%増)へ、純利益を85億3600万円から92億3000万円(同12.9%増)へ上方修正したことが好感されている。VERPはじめLAN製品のバージョンアップを含むソリューションテクノロジー売り上げや、保守契約などのサービス売り上げが好調に推移していることが売上高・利益を押し上げる見通しだ。

キリン堂ホールディングス<3194>=3連騰。同社は17日の取引終了後、19年2月末時点の株主から株主優待制度を新設すると発表しており、これを好感した買いが入っている。毎年2月末時点で1単元(100株)以上の保有期間が1年以上の株主を対象に、保有株数に応じて、グループ店舗で利用できるお買物券(1000~3000円分)、キリン堂公式通販サイトで利用できるポイント(1000~3000ポイント)、プライベートブランド商品(1000~3000円相当)、日本赤十字社への寄付金(1000~3000円)から選択できるようにする。なお、初回となる19年2月末時点の株主に対しては保有期間を問わないとしている。

ニチダイ<6467>=ストップ高。同社が17日の取引終了後、19年3月期の連結業績予想について、売上高を157億円から162億2000万円(前期比6.4%増)へ、営業利益を9億6000万円から11億7300万円(同55.4%増)へ、最終利益を6億3000万円から7億9000万円(同51.3%増)へ上方修正したことが好感されている。足もとでネットシェイプ事業の金型部門の主要ユーザーが堅調に推移していることに加えて、精密鍛造品部門でカーエアコン用スクロール鍛造品の売り上げが計画を上回って推移していることが要因としている。

ガーラ<4777>=大幅続伸。25日移動平均線と75日移動平均線を一気に上に抜き底入れ反騰の色を強めている。同社はパソコン向けオンラインゲームやスマートフォン向けゲームの開発・運営を手掛ける。17日取引終了後、韓国のフォックス・ゲームズが開発したスマートフォン向けゲーム「FOX-Flame Of Xenocide-」(フォックス)の事前登録を開始したことを発表、これが株価を強く刺激する格好となった。

ヴィンクス<3784>=堅調。きょう付けの日本経済新聞朝刊で、「無人小売店システムの販売を始めた。代金決済のソフトウエアから商品納入までを一括提供する」と報じられており、これを好材料視した買いが入っている。記事によると、軽食などを置くオフィスの小規模店から提供をスタートし、人工知能(AI)に販売動向を分析させるなどして無人店の運営ノウハウを蓄積。将来はコンビニエンスストア規模の無人化の実現を目指すとしている。

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出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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