9月安値水準でひとまず下げ渋り/後場の投資戦略

市況
2018年10月19日 12時20分

日経平均 : 22411.33 (-246.83)

TOPIX  : 1685.93 (-18.71)

[後場の投資戦略]

日経平均は9月安値22172.90円(取引時間中)を前にひとまず下げ渋っている。この水準は当面の下値メドとみる個人投資家が多く、日経レバETF<1570>などに押し目買いが入っているものとみられる。前日の空売り比率(東証)は45.6%となお高水準で推移しており、来週から始まる7-9月期決算発表を前に売り一辺倒にポジションを傾けづらい面もあるだろう。中国の7-9月GDP成長率は市場予想を下回ったが、このところ米中貿易摩擦の影響に対する懸念が強まっていたことから、ある程度織り込み済みの内容と考えられる。

しかし中国経済のみならず、米利上げの負の影響、サウジアラビア情勢の緊迫化など外部環境の不透明要因が多いことから、積極的に上値を追う状況にもない。日経平均は22000円台前半から23000円のレンジ内で決算発表シーズンを迎えることになりそうだ。但し、下値メドと目される9月安値を割り込んできた場合は、短期的に大きく振らされる可能性もあるため注意しておきたい。(小林大純)

《AK》

提供:フィスコ

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