話題株ピックアップ【夕刊】(1):コロプラ、KYB、エーザイ

注目
2018年10月19日 15時15分

■コロプラ <3668>  780円  +45 円 (+6.1%)  本日終値  東証1部 上昇率7位

コロプラ<3668>が急反発。17日に配信を開始したスマートフォン向け超絶ぶっ飛ばしバトルゲーム「バクレツモンスター」(バクモン)が、19日午前のiPhoneおよびAndroid向け無料ゲームランキングでトップとなっており、滑り出し好調を好感した買いが入った。「バクモン」は、簡単操作で爽快なアクションを楽しむことができるバトルアクションゲーム。個性豊かなアクションやスキルをもったさまざまなモンスター達が登場して、バトルを盛り上げるほか、モンスターを集めたり、自分のお気に入りを育てたりできることも楽しみ方の一つとなっているという。

■KYB <7242>  2,939円  +93 円 (+3.3%)  本日終値

KYB<7242>は反発。免震・制振装置の検査工程などで性能検査記録データの改ざん行為による不正が16日午後に発覚したことが嫌気されたが、同社株は今月2日から下落しており、この日上昇すれば13日ぶりの値上がりとなる。同社は建機の油圧シリンダー大手であり、中国需要の減速も警戒されている。この日は一時2760円まで下落、今月2日の5320円高値からの下落率は約5割に達しており値頃感も台頭している。

■LITALICO <6187>  2,185円  +58 円 (+2.7%)  本日終値

LITALICO<6187>が反発。この日、複数のメディアで、中央省庁の障害者雇用率水増し問題に関して、政府は19年中に障害者を計4000人採用し、法定雇用率(2・5%)の達成を目指す方針を決めたと報じられたことを受けて、関連銘柄として物色されたようだ。同社は、障害者への就労支援や児童発達支援などを手掛けており、18年3月期の障害者就労支援事業の売上高は49億5700万円(前の期比15.0%増)だった。

■いちご <2337>  365円  +9 円 (+2.5%)  本日終値

18日、いちご <2337> が発行済み株式数(自社株を除く)の1.81%にあたる900万株(金額で30億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料視された。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は10月19日から19年1月18日まで。

■エーザイ <4523>  10,795円  +245 円 (+2.3%)  本日終値

エーザイ<4523>は5日続伸。同社は19日の取引開始前、遺伝性パーキンソン病患者由来のiPS細胞から分化誘導したドーパミン作動性ニューロンを用いて、パーキンソン病治療につながることが期待される化合物を同定したと発表した。神経変性疾患治療薬開発に向けた新たな手法確立への道を開くものとして期待されている。

■JCRファーマ <4552>  5,830円  +100 円 (+1.8%)  本日終値

JCRファーマ<4552>が後場プラスに転じた。午後1時ごろ、血液脳関門通過技術「J-Brain Cargo」を適用したハンター症候群治療酵素製剤(開発番号JR-141)が、FDA(米国食品医薬品局)からオーファンドラッグ(希少疾病用医薬品)の指定を受けたと発表しており、これを好材料視した買いが入った。オーファンドラッグとは、患者数20万人以下の希少疾病の新薬開発を促進するための制度。米国で7年間の市場独占権が与えられるほか、政府からの補助金支給や臨床研究費用の税額控除といった支援がある。今回、JR-141が指定を受けたことで、米国やその他の地域について、具体的な開発計画の検討を進めるとしている。なお、同件による19年3月期業績への影響は軽微としている。

■エイジス <4659>  3,520円  +35 円 (+1.0%)  本日終値

エイジス<4659>が続伸。18日の取引終了後に発表した9月度の売上高が前年同月比4.1%増と3カ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。同社は棚卸代行の国内トップ企業。4月からの累計では前年同期比2.8%増となっている。

■エボラブルアジア <6191>  2,392円  +22 円 (+0.9%)  本日終値

エボラブルアジア<6191>が3日続伸。18日の取引終了後、18年5月に子会社化したエアトリ(旧DeNAトラベル)が、18年9月期業績で営業黒字化を達成したと発表しており、連結業績への寄与が期待されている。エアトリは子会社化前の18年3月期で営業赤字19億円、子会社化直前の18年5月月次で営業赤字8800万円となっていたが、エボラブルアジアとの顧客の相互送客や人的リソースの相互補完、取引条件の変更によるコスト削減や人員配置の最適化などに取り組んだ結果、統合後の4カ月累計(6~9月)で営業黒字を達成したとしている。

■西尾レントオール <9699>  3,705円  +10 円 (+0.3%)  本日終値

西尾レントオール<9699>がしっかり。きょう付けの日本経済新聞朝刊で「日本建設機械レンタル協会(東京・千代田)は月内にもコンプライアンス(法令順守)などの管理能力を認定する新たな資格制度を始める」と報じられており、これを好材料視した買いが入った。記事によると、国内建機の約6割がレンタルとされるが、参入障壁が低いことから採算を度外視した安値でのレンタルも目立つとしており、資格制度の導入で参入障壁を引き上げ、適正価格維持が期待されているようだ。

■ヤマダ電機 <9831>  533円  -38 円 (-6.7%)  本日終値  東証1部 下落率7位

ヤマダ電機<9831>は急落。18日の取引終了後、19年3月期の連結業績予想について、売上高を1兆7120億円から1兆6440億円(前期比4.5%増)へ、営業利益を721億円から294億円(同24.2%減)へ、純利益を448億円から153億円(同48.6%減)へ下方修正し、一転して減益予想としたことが嫌気された。全国各地での豪雨、台風、地震の発生や記録的な酷暑の影響で売上高が予想を下回っていることに加えて、在庫適正化による仕入れ絶対額の減少とセルアウトへの在庫、仕入れの見直し改革の実施や、ネットとリアル(店舗)の融合に伴う売り上げ・粗利・ポイントの最適化のための実験(4月~7月)を行ったことが影響する。また、既存の家電住まいる館の新フォーマットへの再改装・再々改装の実施や、店舗建て替え(仮店舗への移転や一時休業)なども響いたとしている。

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