東京株式(大引け)=604円安、リスク回避ムードのなかアジア株安が下げ助長

市況
2018年10月23日 16時00分

23日の東京株式市場は大きく売り優勢に傾き、主力株をはじめほぼ全面安商状となり日経平均株価は600円を超える急落となった。

大引けの日経平均株価は前営業日比604円04銭安の2万2010円78銭と急反落。東証1部の売買高概算は14億528万株、売買代金概算は2兆5724億8000万円。値上がり銘柄数は79、対して値下がり銘柄数は2015、変わらずは14銘柄だった。

きょうの東京市場は前日の欧米株安を受け、リスク回避の売り優勢で始まり寄り後も漸次下値を切り下げる展開となった。中国の景気減速懸念がくすぶるなか、輸出株だけでなく内需株にも広範囲に売り圧力が顕在化、日経平均は一時620円下落し、取引時間中としては約2カ月ぶりに2万2000円大台を割り込む場面もあった。先物を絡めた高速売買による売りもかぶさり、日経平均は前場後半から2段下げの様相を呈している。なお、TOPIXは1650.01まで売られ3月23日の安値を下回り年初来安値更新となった。取引時間中は中国・上海株市場をはじめアジア株市場が軒並み安となり、米株価指数先物の下げも投資家の不安心理をあおった。値下がり銘柄数は2000を超え、全体の96%の銘柄が下落する文字通りの全面安となっている。

個別では、ソフトバンクグループ<9984>、ファーストリテイリング<9983>、任天堂<7974>などが軟調、ソニー<6758>、東京エレクトロン<8035>、コマツ<6301>も下落した。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも値を下げた。花王<4452>も安い。LIXILグループ<5938>は値下がり率トップに売られた。ブレインパッド<3655>が大幅下落、日立化成<4217>、日本ライフライン<7575>、TOTO<5332>なども大きく下げた。

半面、トヨタ自動車<7203>は底堅さを発揮した。LIFULL<2120>がストップ高に買われ、インソース<6200>、フォーバル<8275>も高い。マネックスグループ<8698>が物色人気となり、セラク<6199>、ソフトブレーン<4779>が上昇、クラリオン<6796>、大陽日酸<4091>も買いを集めた。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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