24日の株式相場見通し=ショック安の後遺症からリスク回避の売り継続

市況
2018年10月24日 8時42分

24日の東京株式市場は、きのう日経平均株価が、600円超と急落したショック安の後遺症から、極端な買い手控えムードのなかリスク回避の売りが継続しそうだ。日経平均は下値模索の推移が予想される。前日の米株式市場でNYダウ平均株価が続落したことや、外国為替市場での円高・ドル安傾向も売り要因となりそうだ。24日の東京外国為替市場では、1ドル=112円40銭台での推移となっている。

中国や日本などアジア株安に加え、決算を発表したキャタピラーが失望売りで急落するなかNYダウには売りが膨らみ、一時540ドル超の大幅安となった。ただ、下値には買いが入り、引けにかけ下げ幅は縮小した。原油価格が下落したことも全体相場の下げ要因となった。キャタピラーの7~9月期決算は増収増益だったが、中国製品などへの追加関税の影響で原材料費が増加したことなどが警戒された。同じく決算を発表したスリーエムも下落した。原油価格の下げでエクソン・モービルやシェブロンも安い。エヌビディアやインテルなど半導体関連株も軟調だった。半面、アップルやアルファベット(グーグル)、ネットフリックスは高く、マクドナルドやコカ・コーラ、ウォルマート・ストアーズなどが値を上げた。ナスダック総合株価指数は、同31.090ポイント安の7437.539と反落した。

日程面では、臨時国会召集・安倍首相が所信表明演説、22日時点の給油所の石油製品価格、気象庁3カ月予報に注目。海外では、米地区連銀経済報告(ベージュブック)、米9月の新築住宅販売件数が焦点となる。(冨田康夫)

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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