今週の【早わかり株式市況】1347円安・8ヵ月半ぶり下げ幅、世界景気減速への懸念から世界株安

市況
2018年10月27日 6時40分

今週の株式市場は、世界景気減速への懸念から世界同時株安となり、日経平均株価は前週末比1347円安と急落、8ヵ月半ぶりの下げ幅となった。

週初の22日は朝方こそ前週末のリスク回避姿勢を引き継ぎ安く始まったものの、売り一巡後は中国株の上昇を横目に切り返した。後場に入ると日銀のETF買い観測が追い風となり日経平均はプラス圏に浮上し3日ぶりに反発した。

翌23日は前日の欧米株安を受け、朝方からリスク回避の売りが先行。前場後半からは中国などアジア株の全面安や米株価指数先物の下げで日経平均は下げ幅を拡大し604円安と急落した。先物を絡めた高速売買による売りもかぶさり、一時2万2000円大台を割れる場面もあった。TOPIXは7ヵ月ぶりに年初来安値を更新した。24日の前場は売り買いが交錯し方向感に乏しい展開。後場に入ると先物主導の買いや前日急落の反動に伴うリバウンド狙いの買いが入りプラス圏に浮上して着地。25日は前日の米株市場が欧米景気指標の不調や米中貿易戦争の影響などによる世界景気減速への懸念から急落してことを受け、リスク回避ムード一色となった。アジア株の大幅安も嫌気され先物を絡めた売りが加速し、日経平均は822円安と急落した。世界同時株安の様相となった。

週末の26日は前日の米株市場が急反発したことを受け、朝方はリバウンド狙いの買いで高く始まったものの、その後は売りに押され前引けはマイナス圏で着地。後場に入るとアジア株安や個人の追い証回避売りで一段安となり日経平均は7ヵ月ぶりに一時2万1000円大台を割り込んだ。後半は持ち直しプラス圏に浮上する場面もあったが大引けにかけて戻り売りに押され、結局続落となった。

日経平均株価は、前週比1347円(5.98%)安の2万1184円と大幅に4週続落して取引を終えた。週間の下げ幅としては2月2週以来約8ヵ月半ぶりの大きさとなった。週間の値幅は1700円と、前週の746円から急拡大した。

昨日26日も世界株安連鎖が続いており、来週も底値を探る展開になりそうだ。前週に2週連続で1兆円を超えて売り越している海外投資家の売り圧力が続くと、3月26日に付けた今年のザラバ安値2万0347円を巡る攻防となる可能性もある。

重要イベントとしては、国内では10月30日-31日に開催される日銀金融政策決定会合や31日朝に発表される9月鉱工業生産が注目される。海外では31日発表の中国10月製造業PMIや11月2日に発表される米国の10月雇用統計と9月貿易収支に注視が必要だろう。

◆マーケット・トレンド(10月22日~26日)

【↑】  10月22日(月)―― 3日ぶり反発、朝安も中国株上昇で切り返す

日経平均 22614.82(  +82.74)  売買高11億3506万株 売買代金 2兆1009億円

【↓】  10月23日(火)―― 急落・一時2万2000円割れ、アジア株安でリスク回避の売り

日経平均 22010.78( -604.04)  売買高14億0528万株 売買代金 2兆5724億円

【↑】  10月24日(水)―― 反発、前日急落の反動でリバウンド狙いの買い優勢

日経平均 22091.18(  +80.40)  売買高14億1753万株 売買代金 2兆7273億円

【↓】  10月25日(木)―― 822円安と急反落、米株波乱を受け7ヵ月ぶり安値

日経平均 21268.73( -822.45)  売買高14億1753万株 売買代金 2兆7273億円

【↓】  10月26日(金)―― 続落・一時2万1000円割れ、朝高も上値重く売りに押される

日経平均 21184.60(  -84.13)  売買高16億9900万株 売買代金 3兆1857億円

◆セクター・トレンド(10月22日~26日)

(1)全33業種が大幅安

(2)東海カ <5301> などガラス・土石が下落率トップ

(3)リクルート <6098> などサービス、武田 <4502> など医薬といった内需株の一角が大きく売られた

(4)ソニー <6758> など電機、テルモ <4543> など精密機器といった輸出株も大幅安

(5)コマツ <6301> など機械、郵船 <9101> など海運といった景気敏感株も安い

(6)第一生命HD <8750> など保険、三菱UFJ <8306> など銀行といった金融株もさえない

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