明日の株式相場見通し=大幅続伸で投資心理改善、好決算銘柄に個人投資家の買い
あす(11月1日)の東京株式市場は、日経平均株価が30日、31日と2日連続して大幅高したことで、下値模索を続けるなかで弱気一辺倒となっていた投資心理がやや改善をみせている。株価指数先物を売っていた外国人投資家からの買い戻しや、好決算を発表した銘柄への個人投資家の買いなどにより、日経平均は堅調な推移となりそうだ。
市場関係者からは「きょうの東京株式市場では、ソニー<6758>やホンダ<7267>など前日引け後に19年3月期通期の業績予想を発表した主力銘柄への買いが優勢となったのに加え、外国為替市場で一時、1ドル=113円30銭台へと円安・ドル高が進行。さらに、中国・上海総合指数の堅調と追い風が重なったことが、海外投資家の買い戻しを誘発した。ただ、来週の米中間選挙が終了するまでは、世界の株式相場は依然として流動的との声が多い」との見方が出ていた。
31日の東京株式市場は、前日の米株高などを受け朝方からリスク選好ムードで、日経平均は買い先行で始まり、その後も一貫して上げ幅を広げる展開で、この日の高値引けとなった。日経平均株価終値は、前日比463円17銭高の2万1920円46銭と続急騰した。
日程面では、愛知県知事選告示(18日投開票)、10月の新車販売台数に注目。海外では、英中央銀行が金融政策を発表、米10月のIMS製造業景況指数、米10月の新車販売台数が焦点となる。(冨田康夫)
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)