★本日の【イチオシ決算】 ブレインP、ダイフク、メイコー (11月9日)
※決算発表の集中期間(10月24日~11月14日)は、『決算特報』を毎日3本配信します。
1.★本日の【サプライズ決算】 速報 <16時>に配信
2.★本日の【サプライズ決算】 続報 <18時>に配信
3.★本日の【イチオシ決算】 <21時>に配信
ご注目ください。なお、配信時間は多少前後します。
1)本日(11月9日)引け後に発表された決算・業績修正
● イチオシ決算
【ブレインP <3655> 】 ★7-9月期(1Q)経常は4倍増益、通期最高益予想を上乗せ
◆19年6月期第1四半期(7-9月)の連結経常利益は前年同期比4.0倍の2.1億円に急拡大して着地。主力のアナリティクス事業で案件の大型化・長期化が進み売上高が拡大したほか、ソリューション事業では機械学習・予測分析システムを活用した分析支援案件などの受注が好調だった。効率的なプロジェクト管理による採算改善なども大幅増益に貢献した。
第1四半期業績の好調に伴い、通期の同利益を従来予想の7.1億円→8.3億円(予想レンジ中値)に17.6%上方修正。増益率が19.1%増→40.1%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。
● サプライズな決算発表・業績修正
森組 <1853> [東証2] ★今期経常を65%上方修正、配当も5円増額
◆19年3月期の経常利益(非連結)を従来予想の16.7億円→27.5億円に64.7%上方修正。減益率が40.8%減→2.6%減に縮小する見通しとなった。手持ち工事が想定より順調に進捗することに加え、建設事業における工事採算の改善も利益を押し上げる。
業績上振れに伴い、期末一括配当を従来計画の7円→12円(前期は7円)に大幅増額修正した。予想PERが10.4倍→6.0倍に急低下する一方、期末配当利回りは3.42%に上昇し、割安感が強まった。
川田テク <3443> ★今期経常を一転20%増益に上方修正
◆19年3月期上期(4-9月)の連結経常利益は前年同期比24倍の29.8億円に急拡大して着地。高速道路などの大型工事が順調に進捗したことが寄与。鉄骨事業の原価低減に加え、橋梁や土木工事で設計変更を獲得したことも大幅増益に貢献した。
併せて、持分法適用関連会社の業績好調を踏まえ、通期の同利益を従来予想の40億円→55億円に37.5%上方修正。従来の12.8%減益予想から一転して19.9%増益見通しとなった。予想PERが15.7倍→10.9倍に急低下し、割安感が強まった。
石原産業 <4028> ★今期経常を2.2倍上方修正
◆19年3月期上期(4-9月)の連結経常利益は前年同期比46.1%増の49.8億円と、従来の12.0%減益予想から一転して増益で着地。有機化学事業で米州やアジア向けに農薬の販売が好調だったことが寄与。酸化チタンの値上げ浸透に加え、研究開発費が減少したことも利益を押し上げた。
併せて、通期の同利益を従来予想の33億円→73億円に2.2倍上方修正。減益率が60.8%減→13.2%減に縮小する見通しとなった。予想PERが29.6倍→11.1倍に急低下し、割安感が強まった。
東洋合成 <4970> [JQ] ★今期経常を一転24%増益に上方修正
◆19年3月期上期(4-9月)の経常利益(非連結)は前年同期比15.7%増の8.4億円と、従来の34.1%減益予想から一転増益で着地。半導体・液晶パネル向け感光材材料や電子材料向け高純度合成溶剤の販売が好調だったことが寄与。業績好調に伴い、通期の同利益を従来予想の10億円→13.5億円に35.0%上方修正。従来の8.2%減益予想から一転して24.0%増益見通しとなった。
予想PERが13.5倍→10.9倍に低下し、割安感が強まった。
ダイフク <6383> ★今期経常最高益予想を9%を上乗せ、配当も5円増額
◆19年3月期上期(4-9月)の連結経常利益は前年同期比36.2%増の237億円に拡大して着地。豊富な受注残を背景に半導体・液晶関連向け搬送装置の販売が拡大したうえ、自動車生産ラインや物流センター向けシステムも伸び、2ケタ増収を達成したことが寄与。原価改善なども増益に貢献した。
併せて、通期の同利益を従来予想の487億円→529億円に8.6%上方修正。増益率が18.5%増→28.7%増に拡大し、従来の4期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の75円→80円(前期は70円)に増額修正した。
メイコー <6787> [JQ] ★今期経常を32%上方修正・11期ぶり最高益更新へ
◆19年3月期上期(4-9月)の連結経常利益は前年同期比2.3倍の63.4億円に急拡大して着地。車載向けやスマートフォン向けプリント配線板の販売が伸び、16.1%の大幅増収を達成したことが寄与。円安進行で為替差損益が急改善したことも増益に大きく貢献した。
業績好調に伴い、通期の同利益を従来予想の68億円→90億円に32.4%上方修正。増益率が41.8%増→87.7%増に拡大し、11期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。予想PERが12.6倍→10.4倍に急低下し、割安感が強まった。
ニチモウ <8091> ★上期経常は一転60%増益で上振れ着地・通期計画を超過
◆19年3月期上期(4-9月)の連結経常利益は前年同期比60.2%増の14.5億円と、従来の44.8%減益予想から一転して増益で着地。機械事業で豆腐生産設備の大型案件を獲得したほか、総菜業界向け生産設備の販売が伸びたことが寄与。すり身の市況上昇やアルゼンチン子会社の漁獲量回復により、食品事業の収益が拡大したことも大幅増益に貢献した。通期計画の10億円をすでに45.0%も上回っており、業績上振れが期待される。
アルファP <9467> [東証M] ★上期経常が3倍増益で着地
◆19年3月期上期(4-9月)の経常利益(非連結)は前年同期比3.0倍の6億円に急拡大して着地。自社刊行人気小説のコミカライズタイトルが好調だったマンガを中心に書籍販売が大きく伸びたことが寄与。赤字だったゲーム事業を1月に売却したことも大幅増益の要因となった。
ユニマRC <9707> [JQ] ★上期経常最高益予想を42%上方修正、通期も増額
◆19年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の11.2億円→15.9億円に41.8%上方修正。デイサービスやショートステイといった主要サービスで稼働率と入居率が計画を上回ったことが寄与。人件費や消耗品費などの継続したコスト抑制も上振れに貢献した。
上期業績の好調に伴い、通期の同利益も従来予想の21.2億円→26.1億円に23.1%上方修正。増益率が5.4%増→29.8%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。予想PERが9.0倍→7.1倍に低下し、割安感が強まった。
2)11月12日の決算発表銘柄(予定) ★は注目決算
■取引時間中の発表
◆本決算:
<9869> 加藤産
など3社
◆第2四半期決算:
<1802> 大林組 ★
<1824> 前田建
<1979> 大気社
<4203> 住友ベ
<5851> リョービ
<6101> ツガミ
<6480> トムソン
<8354> ふくおかFG
<8369> 京都銀
<9041> 近鉄GHD
など35社
◆第3四半期決算:
<7613> シークス
など4社
■引け後発表
◆本決算:
<3689> イグニス [東M]
<3769> GMO-PG
<6095> メドピア [東M]
<6677> エスケーエレ [JQ]
<6965> ホトニクス
など14社
◆第1四半期決算:
<2385> 総医研HD [東M]
<6175> ネットマーケ [東2]
など12社
◆第2四半期決算:
<1833> 奥村組
<1883> 前田道
<1885> 東亜建
<1890> 東洋建
<2176> イナリサーチ [JQ]
<3865> 北越コーポ
<4080> 田中化研 [JQ]
<4381> ビープラッツ [東M]
<4686> ジャスト
<4732> USS
<6208> 石川製
<6494> NFKHD [JQ]
<6698> ヴィスコ [JQ]
<6740> Jディスプレ ★
<6918> アバール [JQ]
<7167> めぶきFG
<7238> ブレーキ
<7593> VTHD
<8361> 大垣共立
<8377> ほくほくFG
<8381> 山陰合銀
<8515> アイフル
<8729> ソニーFH ★
<9854> 愛眼
など117社
◆第3四半期決算:
<1435> TATERU
<2743> ピクセル [JQ]
<3540> Ciメディカ [JQ]
<3623> ビリングシス [東M]
<3902> MDV
<6250> やまびこ
<9449> GMO ★
など36社
合計221社
※「株探」では、株価、PER、利回りなどを併記した【決算発表・業績修正】銘柄一覧をご覧いただけます。
株探ニュース