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2018年11月10日 10時00分
市況

富田隆弥の【CHART CLUB】 「11月は順調に回復、半値戻しから一段高も」

◆想定通り、日経平均株価は10月末の2万1000円処で底打ち反転、11月の足取りは順調だ。米国中間選挙の結果が出た7日は乱高下したが、米国市場が大きく上昇したことを受けて8日は401円高の2万2486円と急伸し、2万2583円まで上値を伸ばした。中間選挙の結果はともかく、イベント通過で買い戻しが優勢になっている。

◆日足チャートは2万2300円台の25日移動平均線と200日移動平均線を上抜き、75日移動平均線(2万2686円)や半値戻し水準(2万2710円)に迫ってきた。本稿執筆時点では8日にFOMC(連邦公開市場委員会)、9日にミニSQ(先物とオプションの特別清算指数算出)と注目イベントがまだあるので、所々で調整を挟むだろうが、裁定買い残が1兆0799億円(11月2日現在)と依然として低水準であり、裁定買いを誘いやすい状況にあることから、日経平均は半値戻し達成からもう一段の上値追いも可能だろう。

◆一目均衡表を見ると、遅行線が雲(2万2206~2万2349円)の下限を抜いてきたので、次に目指すは時価の雲(12日2万3149~2万3662円)となる。3分の2戻し(10月の下落幅3476円)が2万3289円なので、2万3200円指向は難しいシナリオではない。

◆とはいえ、10月に大きな亀裂を入れただけに先行きはバラ色ばかりではない。中間決算が間もなく出揃い、マーケットの目は年末商戦や師走に向かう。12月のボーナス資金を獲得する使命もあり、証券関係者の強気観測も強まってこよう。「中間選挙のあと株価は上がる」という解説も増えてきたが、皆が強気に傾き、日経平均の戻りが一巡すると「注意」が必要になってくる。

◆順調な11月相場だが、下旬にはそういう見方も必要になると見ている。その注意信号が灯るまで、どこまで戻せるかが当面の焦点だ。日米とも荒い値動きがまだ続くと思われ、日足チャート(流れ)から目が離せない。

(11月8日 記、毎週土曜日に更新)

情報提供:富田隆弥のチャートクラブ

株探ニュース

富田隆弥

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