話題株ピックアップ【夕刊】(3):セイノーHD、フルキャスト、バンクオブイ

注目
2018年11月12日 15時28分

■コカBJH <2579>  3,340円  +200 円 (+6.4%)  本日終値

9日に決算を発表。「1-9月期(3Q累計)経常は18%減益・通期計画を超過」が好感された。

コカ・コーラ ボトラーズジャパンホールディングス <2579> が11月9日大引け後(18:00)に決算を発表。18年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結経常利益は前年同期比17.6%減の311億円に減ったが、通期計画の252億円に対する進捗率が123.8%とすでに上回り、さらに5年平均の85.2%も超えた。

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■シード <7743>  1,937円  +111 円 (+6.1%)  本日終値

9日に決算を発表。「上期経常は15%減益も対通期進捗は過去平均を超過」が好感された。

シード <7743> が11月9日大引け後(15:30)に決算を発表。19年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比14.7%減の10.6億円に減り、通期計画の22億円に対する進捗率は48.5%にとどまったものの、5年平均の45.5%を上回った。

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■セイノーHD <9076>  1,760円  +93 円 (+5.6%)  本日終値

セイノーホールディングス<9076>は大幅に4日続伸。9日取引終了後、19年3月期の連結業績予想の増額修正を発表したことが好感された。売上高は6020億円から6160億円(前期比3.3%増)へ見直したほか、営業利益は284億円から315億円(同13.0%増)へ、最終利益を196億円から210億円(同4.8%増)へ修正した。傘下の西濃運輸での輸送事業の単価是正が業績に寄与するほか、新規荷主の獲得や継続をはじめとする取扱貨物の増加も貢献する。市場からは業績増額修正を「ポジティブ」と評価する買いが流入した。

■共立メンテナンス <9616>  5,390円  +260 円 (+5.1%)  本日終値

9日に決算を発表。「今期経常を2%上方修正・最高益予想を上乗せ」が好感された。

共立メンテナンス <9616> が11月9日大引け後(15:00)に決算を発表。19年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比11.0%増の78.3億円に伸びた。併せて、通期の同利益を従来予想の136億円→139億円(前期は129億円)に2.2%上方修正し、増益率が5.2%増→7.5%増に拡大し、従来の7期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

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■フルキャスト <4848>  2,152円  +103 円 (+5.0%)  本日終値

フルキャストホールディングス<4848>が反発。アルバイト紹介を主体とする人材サービスを手掛けるが、企業の求人需要は旺盛で収益環境には追い風が吹いている。マイナンバーの管理代行や年末調整など新サービスの給与管理代行業務へのニーズも強く、業績に寄与している。同社が9日取引終了後に発表した18年12月期第3四半期累計(1~9月)の連結決算は、売上高が282億400万円(前年同期比19.8%増)、営業利益は43億200万円(同32.6%増)、最終利益は29億2900万円(同32.6%増)といずれも大幅な伸びを確保した。これを材料に目先水準訂正高を狙った大口の買いが株価を押し上げた。

■クルーズ <2138>  2,636円  +126 円 (+5.0%)  本日終値

9日に決算を発表。「7-9月期(2Q)経常は27%増益」が好感された。

クルーズ <2138> [JQ] が11月9日大引け後(15:30)に決算を発表。19年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比8.4%減の4億円に減った。

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■三精テクノロジーズ <6357>  1,733円  +56 円 (+3.3%)  本日終値

三精テクノロジーズ<6357>が9連騰。前週末9日の取引終了後に発表した第2四半期累計(4~9月)連結決算が、売上高239億5600万円(前年同期比99.2%増)、営業利益13億8200万円(同2.5倍)、純利益8億3900万円(同2.2倍)と大幅増益だったことが好感された。今年3月に完全子会社化したオランダのベコマ社の業績が寄与したほか、遊戯機械部門で国内外の大型案件が順調に進捗したことが寄与した。また、大型公共ホールの新設や大規模コンサートが堅調だった舞台設備部門も業績向上に貢献した。なお、19年3月期通期業績予想は、売上高520億円(前期比90.6%増)、営業利益43億5000万円(同96.7%増)、純利益27億円(同93.0%増)の従来見通しを据え置いている。

■三井金属 <5706>  2,587円  -568 円 (-18.0%)  本日終値  東証1部 下落率3位

三井金属<5706>は大幅続落。前週末9日の取引終了後、19年3月期の連結業績予想について、売上高を5220億円から5067億円(前期比2.4%減)へ、営業利益を440億円から245億円(同50.5%減)へ、最終利益を260億円から140億円(前期7億800万円の赤字)へ下方修正したことが嫌気されている。機能材料セグメントの主要製品であるキャリア付極薄銅箔の販売量減少が見込まれることに加えて、金属価格が想定を下回って推移していることや、それに伴う在庫要因の悪化などが利益を押し下げるとしている。なお、同時に発表した第2四半期累計(4~9月)決算は、売上高2506億3300万円(前年同期比3.4%増)、営業利益92億5000万円(同52.4%減)、最終利益45億4800万円(同57.1%減)だった。

■バンクオブイ <4393>  2,108円  +400 円 (+23.4%) ストップ高   本日終値

バンク・オブ・イノベーション<4393>がストップ高。前週末9日の取引終了後に発表した18年9月期単独決算が、売上高50億5200万円(前期比26.3%増)、営業利益は5億2700万円(同3.1倍)、純利益3億6300万円(同82.5%増)と大幅営業増益となり、従来予想の営業利益4億円を上回ったことが好感された。「幻獣契約クリプトラクト」が堅調に推移したほか、17年8月にサービスを開始した「ミトラスフィア-MITRASPHERE-」の通年寄与や1周年記念イベントなどが好評だったことが業績を牽引した。また、「クリプトラクト」の広告宣伝費の効率化や、その他費用の合理化を進めたことも寄与した。なお、19年9月期業績予想は非開示としている。同時に、中国の上海東方明珠文化発展とファンタジーRPG「クリプトラクト」および「ミトラスフィア」の中国本土での配信を前提とした独占ライセンス契約で合意したと発表しており、これも好材料視された。

■森組 <1853>  431円  +80 円 (+22.8%) ストップ高   本日終値

森組 <1853> [東証2]がストップ高。9日大引け後、19年3月期の経常利益(非連結)を従来予想の16.7億円→27.5億円に64.7%上方修正。減益率が40.8%減→2.6%減に縮小する見通しとなったことが買い材料視された。手持ち工事が想定より順調に進捗することに加え、建設事業における工事採算の改善も利益を押し上げる。業績上振れに伴い、期末一括配当を従来計画の7円→12円(前期は7円)に大幅増額修正した。前日終値ベースの予想PERが10.4倍→6.0倍に急低下する一方、期末配当利回りは3.42%に上昇し、割安感が強まったことも買いに拍車を掛けた。

■アルファポリス <9467>  2,194円  +400 円 (+22.3%) ストップ高   本日終値

アルファポリス <9467> [東証M]がストップ高。9日大引け後に発表した19年3月期上期(4-9月)の経常利益(非連結)が前年同期比3.0倍の6億円に急拡大して着地したことが買い材料視された。自社刊行人気小説のコミカライズタイトルが好調だったマンガを中心に書籍販売が大きく伸びたことが寄与。赤字だったゲーム事業を1月に売却したことも大幅増益の要因となった。

●ストップ高銘柄

新日本科学 <2395>  616円  +100 円 (+19.4%) ストップ高   本日終値

旅工房 <6548>  1,104円  +150 円 (+15.7%) ストップ高   本日終値

など、10銘柄

●ストップ安銘柄

シンクロ・フード <3963>  621円  -150 円 (-19.5%) ストップ安   本日終値

nms <2162>  423円  -100 円 (-19.1%) ストップ安   本日終値

オロ <3983>  4,290円  -1,000 円 (-18.9%) ストップ安   本日終値

アズーム <3496>  7,000円  -1,500 円 (-17.7%) ストップ安   本日終値

メイコー <6787>  2,395円  -500 円 (-17.3%) ストップ安   本日終値

など、7銘柄

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