J-REIT市場への資金流入は継続か、SMBC日興証券(花田浩菜)

経済
2018年11月13日 11時40分

こんにちは、フィスコリサーチレポーター花田浩菜の「SMBC日興証券の気になるレポート」です。

11/13付の「DailyOutlook」では、J-REIT市場について考察しているのでご紹介します。

まず同レポートでは、『年初以降の配当込みTOPIXと配当込み東証REIT指数の推移をみると、東証REIT指数のパフォーマンスは相対的に堅調だ。足元では10月以降、国内株式市場が乱高下する一方、J-REIT市場は底堅く推移している』と伝えています。

続けて、米中貿易摩擦問題を巡って中国の景気減速懸念が高まるなど、外部環境が不安定となる中、相対的にダウンサイドが小さいセクターとしてJ-REITの物色が継続していると考えられることを挙げ、『長期金利が0.1%台前半で安定的に推移する中、東証REIT指数の予想分配金利回りは4.11%(11/12時点、加重平均、予想は各投資法人)と東証1部の予想配当利回り2.22%(11/12時点、加重平均、予想は日経)と比較して高水準となっている。需給面では、高い利回りが期待できるJ-REITへの地銀など国内機関投資家のニーズは引き続き高いと考えられる。加えて、J-REIT特化型投信からの資金流出超過が収まってきていることもJ-REIT市場にとって好材料といえる』と分析しています。

さらに、『10月以降に決算発表を実施したJ-REITの内容をみると、足元でオフィスや住宅、都市型商業施設で賃料増加傾向が確認されており、業績は堅調だ。また、好調な不動産市況下において資産入替によって収益性などを向上させるJ-REITの姿勢が好感されたと考えられる。外部環境への懸念はすぐに払しょくされるとは言い難いが、業績の安定感や高い利回りなどが好感されやすく、当面はJ-REIT市場への資金流入が継続する可能性があろう』とまとめています。

最後にレポートでは、『配当込みTOPIXと配当込み東証REIT指数』を紹介しています。詳しくは11/13付の「DailyOutlook」をご覧になってみてください。

また、面白いレポートを発見したらご紹介しますね。

花田浩菜の「気になるレポート」は各種レポートを花田浩菜の見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合があります。詳細は発行人のレポートを御確認くださいませ。

フィスコリサーチレポーター花田浩菜

《ST》

提供:フィスコ

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