話題株ピックアップ【昼刊】:東京精、朝日インテク、オイシックス
■キャリアインデックス <6538> 1,576円 +300 円 (+23.5%) ストップ高 11:30現在 東証1部 上昇率トップ
キャリアインデックス <6538> がストップ高。13日大引け後に発表した19年3月期上期(4-9月)の経常利益(非連結)が前年同期比28.1%増の4.5億円に伸びて着地したことが買い材料視された。有効求人倍率が高水準で推移するなか、主力の転職・求人情報サイトやアルバイト・派遣サイトの会員数が増加し、利用者の応募数に応じた成功報酬が拡大したことが寄与。また、求人広告代理店向けに展開する新規事業マーケティングソリューションのアカウント数が大幅に増加した。
■東京精密 <7729> 3,225円 +434 円 (+15.6%) 11:30現在 東証1部 上昇率4位
東京精密 <7729> が急騰。13日大引け後に発表した19年3月期上期(4-9月)の連結経常利益が前年同期比19.1%増の107億円と、従来の6.0%減益予想から一転増益で着地したことが買い材料視された。メモリー関連などの投資拡大を背景に、半導体製造装置の販売が大きく伸びたほか、計測機器も自動車関連や工作機械向けに好調だった。併せて、通期の同利益を従来予想の175億円→189億円に8.0%上方修正。増益率が1.1%増→9.1%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の114円→118円(前期は92円)に増額修正したことも支援材料となった。前日終値ベースの予想PERが9.1倍→8.5倍に低下し、割安感が強まったことも買い気を誘った。
■RSテクノ <3445> 5,320円 +635 円 (+13.6%) 一時ストップ高 11:30現在 東証1部 上昇率5位
RS Technologies <3445> が急騰。13日大引け後、18年12月期の連結経常利益従来予想の38.9億円→58.1億円に49.1%上方修正。増益率が20.9%増→80.3%増に拡大し、従来の3期連続での過去最高益予想をさらに上乗せしたことが買い材料視された。1月に買収した中国プライムウエハー製造メーカーの業績が好調で、売上高が計画を21.6%も上回ることが利益を押し上げる。併せて、従来未定としていた期末一括配当は10円(前期は5円)実施する方針としたことも支援材料となった。また、半導体製造装置向け消耗部材の製造・販売を手掛けるDG Technologiesの全株式を取得し子会社化することも発表している。
■ウェルビー <6556> 1,833円 +198 円 (+12.1%) 11:30現在
障害者向け支援事業を展開するウェルビー <6556> [東証M] が急反騰。13日大引け後に発表した19年3月期上期(4-9月)の経常利益(非連結)が前年同期比53.4%増の8.1億円に拡大し、従来予想の6.6億円を上回って着地したことが買い材料視された。新たに就労移行支援事業所を5センター、就労定着支援事業所を4センター、児童発達支援事業所を5教室を開設し、行政から受け取る報酬が増加したことが寄与。通期計画の12.9億円に対する進捗率は62.7%に達しており、業績上振れを期待する買いが向かった。
■朝日インテック <7747> 5,150円 +475 円 (+10.2%) 11:30現在 東証1部 上昇率7位
朝日インテック <7747> が急反発。13日大引け後に発表した19年6月期第1四半期(7-9月)の連結経常利益が前年同期比13.1%増の48.5億円に伸びて着地したことが買い材料視された。米国・欧州中近東・中国・アジアで循環器系領域のPTCAガイドワイヤーや貫通カテーテルの販売が伸びたことが寄与。競合他社の供給不安に伴う特需による増加もあった。生産性の向上や未実現利益の影響に加え、円安による為替差益の増加も大幅増益に貢献した。上期計画の66.3億円に対する進捗率は73.2%に達しており、業績上振れを期待する買いが向かった。
■オイシックス・ラ・大地 <3182> 2,006円 +164 円 (+8.9%) 11:30現在
オイシックス・ラ・大地 <3182> [東証M]が急伸。13日大引け後に発表した19年3月期上期(4-9月)の連結営業利益が前年同期比4.7倍の11.1億円に急拡大して着地したことが買い材料視された。主力のオイシックスで定期食材宅配サービスの会員数が2ケタ増加したうえ、原価率の改善や購買単価の上昇で採算も改善したことが寄与。2月に買収した、らでぃっしゅぼーやの業績上積みも収益を押し上げた。通期計画の18億円に対する進捗率は61.9%に達しており、業績上振れを期待する買いが向かった。
■OSJBHD <5912> 295円 +21 円 (+7.7%) 11:30現在
OSJBホールディングス<5912>が急反発。同社は橋梁などを中心とする建設会社で、補修中心に需要を捉えて収益を拡大させている。13日取引終了後に発表した19年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算は、売上高が234億8700万円(前年同期比2.1%減)と小幅減収だったものの、営業利益は28億2600万円(同2.1倍)、最終利益は20億5400万円(同2.5倍)と高変化を示した。これを材料に投資資金が攻勢をかけている。通期業績予想は従来見通しを据え置いているが、通期営業利益35億円(前期比8.9%増)に対する進捗率は80%を超えている。
■アルヒ <7198> 1,895円 +129 円 (+7.3%) 11:30現在
アルヒ<7198>は急反発している。13日の取引終了後、住宅ローンの進捗状況や必要書類の確認、また顧客、不動産事業者とのやり取りなどをスマートフォン上で確認できるサービス「ARUHI navi」を年内に導入すると発表しており、これを好材料視した買いが入っている。同サービスは、住宅ローンの申し込みから融資実行までのプロセスを「見える化」することで、より効率的で簡単な手続きを可能にするのが狙い。顧客はスマホ上でローンの進捗や次のステップが一目で分かり、グループメッセージ機能を使えば誰に確認したらいいか不明な質問でも、適切な関係者から回答を得ることが可能という。なお、同時に発表した第2四半期累計(4~9月)連結決算は、営業収益113億200万円(前年同期比9.0%増)、純利益21億9600万円(同34.9%減)で着地し、19年3月期通期予想は、営業収益224億円(前期比9.6%増)、純利益42億7000万円(同10.5%減)の従来予想を据え置いている。
■トモニホールディングス <8600> 469円 +30 円 (+6.8%) 11:30現在
徳島銀行、香川銀行、大正銀行を傘下にもつ広域銀行持株会社のトモニホールディングス<8600>は13日取引終了後、19年3月期通期の連結業績予想の修正を発表した。経常利益を142億円から154億円(前期比6.0%減)へ、最終利益を95億円から110億円(同1.4%減)へそれぞれ増額した。銀行子会社3行で、有価証券利息配当金が当初予想を上回る見込となったことや、経費および与信関連費用が当初予想を下回る見込となったことが上方修正に寄与した。あわせて発表した第2四半期累計の連結決算は、経常収益368億7100万円(前年同期比5.6%増)、経常利益88億1000万円(同0.6%増)、最終利益65億7900万円(同12.1%増)だった。
■LITALICO <6187> 2,335円 +145 円 (+6.6%) 11:30現在
LITALICO<6187>に投資資金が流入、マドを開けて大幅高に買われる展開となった。同社は障害を持つ人の就労支援のほか発達障害の子どもへの学習支援を展開しており、施設の新規開設を加速させ業績を大きく伸ばしている。13日取引終了後、19年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算を発表。売上高は60億2800万円、営業利益は6億7700万円、最終利益は4億3900万円だった。前期は単独決算で単純比較はできないものの、営業利益は前年同期の水準を75%上回る。これを好感する買いを呼び込んだ。
■ブイ・テクノロジー <7717> 14,860円 +780 円 (+5.5%) 11:30現在
13日に決算を発表。「上期経常が2.4倍増益で着地・7-9月期も2倍増益」が好感された。ブイ・テクノロジー <7717> が11月13日大引け後(15:00)に決算を発表。19年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比2.4倍の85.8億円に急拡大し、通期計画の162億円に対する進捗率は53.0%に達し、5年平均の42.9%も上回った。
■ソフトバンクグループ <9984> 9,265円 +324 円 (+3.6%) 11:30現在
ソフトバンクグループ<9984>が続伸、6日ぶり9000円大台を回復した。前日の米国株市場ではNYダウは3日続落したものの、半導体関連は高いものが多く、そのなかエヌビディアがアナリストの投資判断引き上げを背景に5%を超える上昇をみせた。これが、ビジョン・ファンドを通じてエヌビディアに出資するソフトバンクグループにとっては追い風材料となっている。また、シェアオフィスを手掛ける米ウィーワークに追加出資することが伝わったことも同社の株価を刺激している。また、市場では12月19日に東証に新規上場する通信子会社ソフトバンク<9434>に対する思惑もあり強弱感が対立している。
■サイボウズ <4776> 754円 +14 円 (+1.9%) 11:30現在
サイボウズ<4776>は高い。同社が13日取引終了後に発表した18年12月期第3四半期累計(1~9月)の連結決算は売上高が82億9200万円(前年同期比20.0%増)、営業利益は15億5100万円(同37.1%増)、最終利益は9億8500万円(同60.7%増)と急増した。同社はグループウエアソフトを開発し日米で展開。企業のIT化需要が旺盛ななか、法人向けクラウドサービスが好調に推移し全体業績を押し上げている。通期営業利益は8億5000万~10億円を計画しているが、第3四半期時点で大幅に超過している。
■三菱UFJ <8306> 675.1円 +8.6 円 (+1.3%) 11:30現在
三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>が3日ぶり反発に転じた。同社が前13日引け後に発表した、第2四半期累計(4~9月)の連結決算は持ち分法子会社の米モルガンスタンレーの好調な業績などが反映され、経常収益が3兆3757億3100万円(前年同期比10.0%増)、経常利益8859億1900万円(同2.5%増)、最終利益6507億9600万円(同3.8%増)と増収増益だった。これを評価する形で買いが優勢。
■アプライド <3020> 1,668円 +300 円 (+21.9%) ストップ高 11:30現在
アプライド<3020>はストップ高の1668円に買われている。13日の取引終了後に発表した第2四半期累計(4~9月)連結決算が、売上高139億700万円(前年同期比5.9%減)、営業利益5億2000万円(同9.5%増)、純利益3億4400万円(同18.7%増)となり、従来予想の営業利益4億8000万円を上回って着地したことが好感されている。パソコン・ゲーム事業は苦戦したものの、大型店舗による店舗販売の強化や品揃えの充実を図った化粧品・雑貨事業が好調に推移した。また、出版・広告事業も好調だった。
■バリューデザイン <3960> 2,835円 +500 円 (+21.4%) ストップ高 11:30現在
バリューデザイン<3960>がストップ高まで買われている。同社は13日取引終了後に、19年6月期第1四半期(7~9月)の連結決算を発表。営業損益が200万円の黒字(前年同期は3000万円の赤字)に浮上したことが好感されているようだ。売上高は4億8100万円(前年同期比17.5%増)で着地した。主力のハウスプリペイドカード事業は、大手飲食チェーンやスーパーマーケットなどでの利用が好調で取扱高が大きく伸長。新規受注ではホームセンターなど新たな業態での導入も増加した。
■ベネフィットジャパン <3934> 933円 +150 円 (+19.2%) ストップ高買い気配 11:30現在
ベネフィットジャパン <3934> がストップ高カイ気配。13日大引け後に発表した19年3月期上期(4-9月)の連結経常利益が前年同期比27.1%増の4.2億円に伸びて着地したことが買い材料視された。主力のMVNO事業で一般顧客向け通信サービス「ONLYSERVICE」の利用者数が急増し、月額利用料が大きく伸びたことが寄与。なかでも、ルーターとSIMカードをパッケージ化したモバイルWiFiの回線利用者数が拡大した。他業種とのアライアンスや民泊事業者など新たな領域の開拓が奏功した。
●ストップ高銘柄
アテクト <4241> 1,720円 +300 円 (+21.1%) ストップ高 11:30現在
ETFS商品 <1684> 1,116円 +146 円 (+15.1%) ストップ高 11:30現在
など、6銘柄
●ストップ安銘柄
ジーニー <6562> 860円 -300 円 (-25.9%) ストップ安売り気配 11:30現在
MDV <3902> 1,011円 -300 円 (-22.9%) ストップ安売り気配 11:30現在
相模ゴム工業 <5194> 1,877円 -500 円 (-21.0%) ストップ安 11:30現在
壽屋 <7809> 1,595円 -400 円 (-20.1%) ストップ安売り気配 11:30現在
ダブルスタンダード <3925> 4,300円 -1,000 円 (-18.9%) ストップ安 11:30現在
など、9銘柄
株探ニュース