話題株ピックアップ【夕刊】(1):東京精、朝日インテク、Vテク

注目
2018年11月14日 15時13分

■キャリアインデックス <6538>  1,576円  +300 円 (+23.5%) ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率トップ

キャリアインデックス <6538> がストップ高。13日大引け後に発表した19年3月期上期(4-9月)の経常利益(非連結)が前年同期比28.1%増の4.5億円に伸びて着地したことが買い材料視された。有効求人倍率が高水準で推移するなか、主力の転職・求人情報サイトやアルバイト・派遣サイトの会員数が増加し、利用者の応募数に応じた成功報酬が拡大したことが寄与。また、求人広告代理店向けに展開する新規事業マーケティングソリューションのアカウント数が大幅に増加した。

■東京精密 <7729>  3,265円  +474 円 (+17.0%) 一時ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率4位

東京精密 <7729> が急騰。13日大引け後に発表した19年3月期上期(4-9月)の連結経常利益が前年同期比19.1%増の107億円と、従来の6.0%減益予想から一転増益で着地したことが買い材料視された。メモリー関連などの投資拡大を背景に、半導体製造装置の販売が大きく伸びたほか、計測機器も自動車関連や工作機械向けに好調だった。併せて、通期の同利益を従来予想の175億円→189億円に8.0%上方修正。増益率が1.1%増→9.1%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の114円→118円(前期は92円)に増額修正したことも支援材料となった。前日終値ベースの予想PERが9.1倍→8.5倍に低下し、割安感が強まったことも買い気を誘った。

■朝日インテック <7747>  5,250円  +575 円 (+12.3%)  本日終値  東証1部 上昇率6位

朝日インテック <7747> が急反発。13日大引け後に発表した19年6月期第1四半期(7-9月)の連結経常利益が前年同期比13.1%増の48.5億円に伸びて着地したことが買い材料視された。米国・欧州中近東・中国・アジアで循環器系領域のPTCAガイドワイヤーや貫通カテーテルの販売が伸びたことが寄与。競合他社の供給不安に伴う特需による増加もあった。生産性の向上や未実現利益の影響に加え、円安による為替差益の増加も大幅増益に貢献した。上期計画の66.3億円に対する進捗率は73.2%に達しており、業績上振れを期待する買いが向かった。

■ウェルビー <6556>  1,818円  +183 円 (+11.2%)  本日終値

障害者向け支援事業を展開するウェルビー <6556> [東証M] が急反騰。13日大引け後に発表した19年3月期上期(4-9月)の経常利益(非連結)が前年同期比53.4%増の8.1億円に拡大し、従来予想の6.6億円を上回って着地したことが買い材料視された。新たに就労移行支援事業所を5センター、就労定着支援事業所を4センター、児童発達支援事業所を5教室を開設し、行政から受け取る報酬が増加したことが寄与。通期計画の12.9億円に対する進捗率は62.7%に達しており、業績上振れを期待する買いが向かった。

■RSテクノ <3445>  5,180円  +495 円 (+10.6%) 一時ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率7位

RS Technologies <3445> が急伸。13日大引け後、18年12月期の連結経常利益従来予想の38.9億円→58.1億円に49.1%上方修正。増益率が20.9%増→80.3%増に拡大し、従来の3期連続での過去最高益予想をさらに上乗せしたことが買い材料視された。1月に買収した中国プライムウエハー製造メーカーの業績が好調で、売上高が計画を21.6%も上回ることが利益を押し上げる。併せて、従来未定としていた期末一括配当は10円(前期は5円)実施する方針としたことも支援材料となった。また、半導体製造装置向け消耗部材の製造・販売を手掛けるDG Technologiesの全株式を取得し子会社化することも発表している。

■ブイ・テクノロジー <7717>  15,480円  +1,400 円 (+9.9%)  本日終値  東証1部 上昇率9位

ブイ・テクノロジー<7717>が大幅反発。13日の取引終了後に発表した第2四半期累計(4~9月)連結決算が、売上高381億400万円(前年同期比63.9%増)、営業利益83億6500万円(同2.4倍)、純利益57億6400万円(同2.8倍)と大幅増益だったことが好感された。前期第4四半期に露光装置の受注が集中したことによる反動減で受注金額は減少したものの、中国内で主に大型液晶ディスプレー関連の設備投資が継続されたことを受けて、FPD事業が好調に推移した。なお、19年3月期通期業績予想は、納入先工場建屋建築の遅れなどを考慮し売上高を820億円から770億円(前期比16.5%増)へ下方修正したが、営業利益165億円(同31.5%増)、純利益100億円(同27.6%増)は従来見通しを据え置いている。

■アルヒ <7198>  1,935円  +169 円 (+9.6%)  本日終値

アルヒ<7198>は急反発。13日の取引終了後、住宅ローンの進捗状況や必要書類の確認、また顧客、不動産事業者とのやり取りなどをスマートフォン上で確認できるサービス「ARUHI navi」を年内に導入すると発表しており、これを好材料視した買いが入った。同サービスは、住宅ローンの申し込みから融資実行までのプロセスを「見える化」することで、より効率的で簡単な手続きを可能にするのが狙い。顧客はスマホ上でローンの進捗や次のステップが一目で分かり、グループメッセージ機能を使えば誰に確認したらいいか不明な質問でも、適切な関係者から回答を得ることが可能という。なお、同時に発表した第2四半期累計(4~9月)連結決算は、営業収益113億200万円(前年同期比9.0%増)、純利益21億9600万円(同34.9%減)で着地し、19年3月期通期予想は、営業収益224億円(前期比9.6%増)、純利益42億7000万円(同10.5%減)の従来予想を据え置いている。

■OSJBHD <5912>  296円  +22 円 (+8.0%)  本日終値

OSJBホールディングス<5912>が急反発。同社は橋梁などを中心とする建設会社で、補修中心に需要を捉えて収益を拡大させている。13日取引終了後に発表した19年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算は、売上高が234億8700万円(前年同期比2.1%減)と小幅減収だったものの、営業利益は28億2600万円(同2.1倍)、最終利益は20億5400万円(同2.5倍)と高変化を示した。これを材料に投資資金が攻勢をかけている。通期業績予想は従来見通しを据え置いているが、通期営業利益35億円(前期比8.9%増)に対する進捗率は80%を超えている。

■FFRI <3692>  3,725円  +220 円 (+6.3%)  本日終値

13日に決算を発表。「上期経常が6%増益で着地・7-9月期も5%増益」が好感された。

FFRI <3692> [東証M] が11月13日大引け後(15:00)に決算を発表。19年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比6.0%増の1億0600万円に伸びたが、通期計画の3億1600万円に対する進捗率は33.5%となり、前年同期の32.4%とほぼ同水準だった。

⇒⇒FFRIの詳しい業績推移表を見る

■MTG <7806>  6,300円  +340 円 (+5.7%)  本日終値

13日に決算を発表。「今期経常は13%増で4期連続最高益、0.02円減配へ」が好感された。

MTG <7806> [東証M] が11月13日大引け後(15:00)に決算を発表。18年9月期の連結経常利益は前の期比45.1%増の88.8億円に拡大し、19年9月期も前期比12.6%増の100億円に伸びを見込み、4期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。6期連続増収、5期連続増益になる。

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