来週の為替相場見通し=欧州情勢の行方に関心

通貨
2018年11月16日 18時27分

来週の外国為替市場のドル円相場は、引き続き欧州情勢が高い関心を集めそうだ。予想レンジは1ドル=112円50~114円20銭。

英国のメイ首相は14日の閣議で欧州連合(EU)からの離脱に関する協定案の承認を取り付けたが、ラーブEU離脱相ら政権幹部4人が協定案に抗議し辞任を表明するなど依然として先行きは不透明。また、イタリアの財政問題も注目される。このほか、不安定な米株市場の動向や、11月末に予定されている米中首脳会談に向けた貿易交渉の行方なども影響しそうだ。

来週発表される経済指標では、20日の米10月住宅着工件数、21日の米10月耐久財受注や米10月中古住宅販売件数、22日は日本の全国消費者物価指数(CPI)などが注目される。なお、22日は感謝祭のため米市場が休場となる。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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