話題株ピックアップ【夕刊】(3):ジェネパ、ジェイテック、マルマエ

注目
2018年11月21日 15時16分

■ジェネレーションパス <3195>  791円  +100 円 (+14.5%) ストップ高   本日終値

ジェネレーションパス<3195>がストップ高。午後1時40分ごろ、集計中の18年10月期連結業績について、営業利益を1億5000万円から2億円(前の期1700万円)へ、最終利益を8000万円から1億3000万円(同500万円の赤字)へ上方修正したことが好感された。物流費の値上げを一部販売価額に転嫁した影響により、売上高は100億円から87億円(前の期比14.3%増)へ下振れたが、販売価額への転嫁により利益率の向上が図れたことが利益を押し上げた。また、ECマーケティング事業のノウハウやビッグデータを活用したECサポート事業へ注力したことも寄与したとしている。

■ジェイテック <2479>  305円  +30 円 (+10.9%)  本日終値

ジェイテック<2479>が急動意。企業の求人需要は旺盛だが、とりわけ自動車などの製造業やIT企業向けの技術者に対するニーズが強い。同社は自動車やIT業界向けに技術者派遣を行っており、このニーズを正面から享受している。また、都市再開発の動きが進むなか、構造的な人手不足に悩まされている建設業界向けの人材需要も捉え業績に反映させている。19年3月期第2四半期(4~9月)の営業利益は従来予想の1600万円から7500万円(前年同期比5倍)に増額している。

■マルマエ <6264>  786円  +72 円 (+10.1%)  本日終値

20日、東証がマルマエ <6264> [東証2]を27日付で市場1部に指定すると発表したことが買い材料視された。発表を受け、TOPIX連動型ファンドの組み入れ需要を見越した先回り的な買いに加え、知名度の高まりや株式流動性の向上を期待する買いが向かった。

■ホロン <7748>  1,736円  +153 円 (+9.7%)  本日終値

ホロン <7748> [JQ]が大幅反発。同社は半導体製造に必要なフォトマスクとウエハーの検査・測定装置メーカー。旺盛な半導体需要を背景に業績は拡大基調にある。株価は6日に発表した業績上方修正と配当増額が好感され、翌日ストップ高に買われるなど急騰し、その後も利益確定売りをこなしながら上値指向を維持している。6日に19年3月期の業績修正を発表。経常利益(非連結)を従来予想の3億7700万円→6億7800万円に79.8%上方修正し、16期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。半導体製造大手が半導体回路の微細化を推し進めるなか、フォトマスクのパターンを測定する最新鋭の超微細寸法測定装置や欠陥検査装置の販売が想定以上に伸びる見込みだ。併せて期末一括配当を前期の3倍となる15円に増額修正しており、これも評価材料となっている。

■Aiming <3911>  420円  +36 円 (+9.4%)  本日終値

Aiming <3911> [東証M]が全体軟調相場に逆行し急反発。同社が開発・運営を担当し、バンダイナムコオンラインが提供するスマートフォンゲーム「戦国大河」の配信が21日からスタートしており、これが好材料視された。「戦国大河」は歴戦の武将とともに敵軍を倒しながら自国を強化し、天下統一を目指すシミュレーションゲーム。事前登録者数は20万人を突破している話題作で、人気化による業績への寄与に期待する買いが向かった。

■エルテス <3967>  2,133円  +157 円 (+8.0%)  本日終値

エルテス<3967>が急反発。株価は11月に入り急速に上値追い態勢を示し、11月9日にマドを開けて買われた後は1900~2000円トビ台での高値もみ合いを続けていたが、ここを上放れる兆し。同社はSNS上での風評被害や炎上対策などネットリスクを回避するソリューションを提供している。リスク検知に特化したビッグデータ解析技術などをベースに対策を提供、顧客基盤の拡大が進んでいる。19年2月期はトップラインが2ケタ増収、営業利益は前期比4割増を見込むが一段の上振れが有力視される。10月には三井住友信託銀行が同社第3位の大株主に浮上、三井住友信託銀行に対しては独自の技術やサービス提供に伴うデジタルデータの集積・利活用、また信託関連業務におけるサービスの高度化や利便性向上などのイノベーションに積極的に協力する方針を開示している。

■サムコ <6387>  1,228円  +76 円 (+6.6%)  本日終値  東証1部 上昇率8位

サムコ<6387>は大幅反発。同社は9月10日に、19年7月期通期の単体業績予想を発表した。売上高は64億円(前期比17.1%増)、経常利益は9億5000万円(同47.8%増)、最終利益は6億4000万円(同56.9%増)と大幅増益を見込み、18期ぶりに経常過去最高益を更新する見通しとなっている。今期は半導体関連の旺盛な設備投資需要が継続するなか、通信用半導体レーザーや各種センサー向けエッチング装置などの受注が伸びる見通しだ。株価は10月2日に年初来高値1488円をつけて以降、下落基調となっていたが、1150円水準での下値固めが続き、上放れのタイミングが近そうだ。PERは15倍台と割高感はない。

■ダブルスタンダード <3925>  4,035円  +245 円 (+6.5%)  本日終値

20日、東証がダブルスタンダード <3925> [東証M]を27日付で市場1部に市場変更すると発表したことが買い材料視された。発表を受け、TOPIX連動型ファンドの組み入れ需要を見越した先回り的な買いに加え、知名度の高まりや株式流動性の向上を期待する買いが向かった。

■Fringe81 <6550>  900円  +43 円 (+5.0%)  本日終値

Fringe81<6550>が反発。20日の取引終了後、アプリメディア向けに、広告配信プラットフォーム開発・ナショナルクライアントを含む広告主への営業活動・広告事業全般に関するオペレーションを同時に支援するサービス「GrowLio」の提供を開始したと発表しており、これを好材料視した買いが入った。同サービスは、国内で初めて広告配信プラットフォームのシステム開発・ナショナルクライアントを含む広告主への営業・広告事業全般に関するオペレーションの3方同時支援を行うサービス。アプリメディアの配信される広告のコントロールができずメディアの世界観に合わない広告配信が行われる可能性があるといった課題や、自社で開発・オペレーション・営業まですべて行うには負担が大きいといった課題を解消し、世界観やユーザー体験を損なわずに、広告による収益化を実現をすることができるようになるとしている。

■イワキ <6237>  1,310円  +58 円 (+4.6%)  本日終値

イワキポンプ<6237>が続伸。20日の取引終了後、財務省に提出された大量保有報告書で、米運用会社のダルトン・インベストメンツのイワキポンプ株式保有割合が5.02%と新たに5%を超えたことが判明しており、これを受けて需給思惑の買いが入った。報告書によると長期保有を目的としており、報告義務発生日は11月13日となっている。

●ストップ高銘柄

東京コスモス電機 <6772>  1,647円  +300 円 (+22.3%) ストップ高   本日終値

省電舎ホールディングス <1711>  450円  +80 円 (+21.6%) ストップ高   本日終値

ダイヤHD <6699>  1,117円  +150 円 (+15.5%) ストップ高   本日終値

など、4銘柄

●ストップ安銘柄

なし

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