話題株ピックアップ【夕刊】(2):SBI、セコム、日産

注目
2018年11月22日 15時14分

■SBIホールディングス <8473>  2,483円  +57 円 (+2.4%)  本日終値

SBIホールディングス<8473>が10日ぶりに反発。同社は20日、子会社であるクォーク社が実施していた腎移植後臓器機能障害(DGF)に対するフェーズ3臨床の試験結果で主要評価項目が達成されなかったと発表。これを受け、同社株は21日に急落した。ただ、ドイツ証券では22日、「クォーク社の臨床試験は不調な結果だか、株価の反応は行き過ぎ」と指摘した。この臨床結果が与える短期業績への影響は軽微としている。同証券では同社株のレーティングを「バイ」、目標株価は3400円としている。

■セコム <9735>  9,206円  +174 円 (+1.9%)  本日終値

セコム<9735>が後場一段高。同社はきょう、東京都が実施する警備ロボットの実証実験に参画すると発表。また、日本が大阪への誘致を目指している2025年国際博覧会(万博)の開催地決定を23日に控え、思惑買いが流入している面もあるようだ。なお、実証実験は同社が開発した「セコムロボットX2」を活用し、都営新宿線の馬喰横山駅コンコースで行われる予定。実施時期は、第1回が19年1月中旬、第2回が19年2月中旬に実施する計画となっている。

■トヨタ自動車 <7203>  6,821円  +106 円 (+1.6%)  本日終値

トヨタ自動車<7203>が堅調。6000円台後半のもみ合いで、強弱感対立のなか売り買いを交錯させる局面が続いているが、足もとはやや買い優勢。日米間の貿易摩擦問題への警戒感はあるものの、時価水準はそれを相応に織り込んだ水準にある。外国為替市場では円高の動きが一服し1ドル=113円台まで円安方向に押し戻されており、為替感応度の高い同社株をはじめ自動車株には株価の支援材料となっている。同社の19年3月期通期想定為替レートは1ドル=106円から110円に修正されたが、それでも実勢はそこから3円程度円安に振れており、業績上振れ要因として意識される。

■クボタ <6326>  1,878円  +26.5 円 (+1.4%)  本日終値

クボタ<6326>が3日ぶりに反発。同社は21日、中国市場向け大型ディーゼルエンジンを開発したと発表。全体相場の好地合いも追い風に、堅調な値動きとなっている。同エンジンは、単位排気量あたりの最大出力を引き出すだけでなく、同じクラスで最高レベルの低燃費性能を実現。また、SCR(選択触媒元:ディーゼルエンジンの排気中の窒素酸化物を浄化する技術)を使用しないため、尿素水やその補充がいらず、ランニングコストを抑えることができるという。なお、量産開始は2020年を予定している。

■RPAホールディングス <6572>  17,060円  +140 円 (+0.8%)  本日終値

RPAホールディングス<6572>が続伸。同社子会社のRPAテクノロジーズはきょう、次世代型ロボットサービス「事務ロボ(ベータ版)」の提供を開始したと発表。これが買い手掛かりとなったようだ。「事務ロボ(ベータ版)」は、経理や経営企画、人事、情報システム所管部署などの管理部門にフォーカスした次世代型ロボットサービスの総称。請求書作成や入金消込など代表的な業務から、オフィス入退館用のQRコード発行など会社特有の業務に至る、動作確認済みのロボットを多数取り揃えることにより、すぐに使えて効果を実感できる体制を可能としている。

■日産自動車 <7201>  961.5円  +7.4 円 (+0.8%)  本日終値

日産自動車<7201>が続伸。金融商品取引法違反の容疑によりカルロス・ゴーン会長が19日に逮捕されたことを受け、20日の株価は急落したが、21日に続き反発。仏ルノーと三菱自動車<7211>を含む3社連合の行方に不透明感が出たことが警戒されているが、短期的には業績に対する直接の影響は見込まれていないほか、配当利回りは5.9%前後の水準にあり「さすがに割安感が強い」(アナリスト)との見方が出ている。

■フォーサイド <2330>  230円  +50 円 (+27.8%) ストップ高   本日終値

フォーサイド<2330>がストップ高。同社は電子書籍などのコンテンツ配信を主力に手掛けるほか、オリジナルグッズの受注販売サイトにも展開している。21日取引終了後、中国アリババグループの日本恒生ソフトウェアと業務提携し、QR決済サービス「アリペイ」の加盟店向け決済ソリューションの提供を開始することを発表、これが材料視され短期資金の流入を誘った。

■日本ラッド <4736>  909円  +150 円 (+19.8%) ストップ高   本日終値

日本ラッド<4736>が後場ストップ高。同社はきょう、人工知能(AI)分野で実績のある米ディメンショナル・メカニクスとパートナーシップ契約を締結したと発表。同社は、アジア・ソリューション&テクノロジーパートナーとして提携し、米ディメンショナルが開発したAI自動生成ソリューション「NeoPulse AI Studio」と関連サービスを、日本国内および台湾をはじめとするアジア地域で提供する。

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