【↑】日経平均 大引け| 続伸、米株安継続も内需株中心に買い優勢 (11月26日)

市況
2018年11月26日 16時39分

日経平均株価

始値  21647.69

高値  21838.10(14:47)

安値  21622.60(09:00)

大引け 21812.00(前日比 +165.45 、 +0.76% )

売買高  13億3908万株 (東証1部概算)

売買代金 2兆1733億円 (東証1部概算)

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■本日のポイント

1.日経平均は続伸、米株安続くも内需株中心に買い優勢の展開に

2.2025年万博の大阪誘致成功を受け、関連株に物色人気化相次ぐ

3.為替市場で1ドル=113円台まで円安が進んだことも支援材料に

4.前週からの年末商戦入りを意識してゲーム関連株などにも買い流入

5.値上がり銘柄数は53%にとどまり、全体売買代金も盛り上がらず

■東京市場概況

前週末の米国市場では、NYダウは178ドル安と4日続落した。原油先物相場の下落でシェブロンなどエネルギー関連株が売られたほか、アップルなど主力ハイテク株も安かった。

3連休明けの東京市場では、日経平均株価は前週末の強い地合いが継続した。前週末の米株安も為替は円安基調にあり、主力株への売り圧力は限定的でリスクを取る動きが強まった。

26日の東京市場は、朝方は売り買い交錯だったがその後徐々に買い優勢となった。日経平均は後場に入りいったん伸び悩んだものの、後半は再び下値を切り上げる強調展開をみせた。前日の米株市場はNYダウが4日続落と調整色を強めたが、外国為替市場では1ドル=113円台に入る円安方向に振れたほか、前週末に2025年の大阪万博が決定したことを受け、内需関連株中心に強い動きをするものが目立つ。年末商戦を期待したゲーム関連株の一角などにも買いが入った。ただ、値上がり銘柄数が全体の53%にとどまり、個別には強弱が分かれる地合いだった。米中貿易摩擦懸念がくすぶるなか、今週末にG20を控え、この結果を見極めたいとの思惑も働き、東証1部の売買代金は今一つ盛り上がらなかった。

個別では、任天堂<7974>が売買代金首位で株価も上昇。ユニー・ファミリーマートホールディングス<8028>も大きく上値を伸ばした。ファナック<6954>も堅調、SUMCO<3436>も買い優勢だった。gumi<3903>がストップ高に買われ、日総工産<6569>、イーブックイニシアティブジャパン<3658>も大幅高。アマダホールディングス<6113>、KLab<3656>、レンゴー<3941>なども買いを集めた。

半面、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクが冴えず、キーエンス<6861>も軟調。JAL<9201>が売られ、オリンパス<7733>も売りに押された。ワールド<3612>、NISSHA<7915>、エクセディ<7278>が下落したほか、エムアップ<3661>、アダストリア<2685>なども安い。関東電化工業<4047>も下落した。

日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はユニファミマ <8028> 、ファストリ <9983> 、ファナック <6954> 、ダイキン <6367> 、コナミHD <9766> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約105円。

一方、マイナス寄与の上位5銘柄はリクルート <6098> 、大和ハウス <1925> 、塩野義 <4507> 、オリンパス <7733> 、NTTデータ <9613> 。押し下げ効果は約21円。

東証33業種のうち上昇は24業種。上昇率の上位5業種は(1)ゴム製品、(2)パルプ・紙、(3)海運業、(4)倉庫運輸関連、(5)その他製品。一方、下落率の上位5業種は(1)鉱業、(2)空運業、(3)石油石炭製品、(4)保険業、(5)サービス業。

■個別材料株

△神戸物産 <3038>

10月度単体営業益51.9%増で3ヵ月連続プラス。

△BEENOS <3328>

21万株を上限とする自社株買いを実施へ。

△GAテクノ <3491> [東証M]

子会社イタンジがタウンハウジングに営業支援システムを提供。

△gumi <3903>

乃木坂46主演舞台をスマホ向けゲーム化。

△ジャストプラ <4287> [JQ]

スマホオーダーシステムが丸井G <8252> の「エポスカード」に対応。

△アマダHD <6113>

三菱UFJMS証券が「オーバーウエート」を再強調。

△東京機 <6335>

今期最終を2.4倍上方修正。

△アルプス <6770>

19年1月から6月28日までに400億円の自社株買いを実施へ。

△日エスコン <8892>

大阪市に新規事業用地を取得。

△LCHD <8938> [JQG]

子会社ロジコムの販売用不動産を売却へ。

▼リネットJ <3556> [東証M]

新株予約権発行発表で希薄化を懸念。

▼しまむら <8227>

11月既存店売上高が7ヵ月連続前年下回る。

東証1部の値上がり率上位10傑は(1)アゴーラHG <9704> 、(2)gumi <3903> 、(3)日総工産 <6569> 、(4)イーブック <3658> 、(5)トレファク <3093> 、(6)BEENOS <3328> 、(7)東京機 <6335> 、(8)オリンピック <8289> 、(9)積化成 <4228> 、(10)アマダHD <6113>

値下がり率上位10傑は(1)ランド <8918> 、(2)帝繊維 <3302> 、(3)アイフィス <7833> 、(4)ワールド <3612> 、(5)元気寿司 <9828> 、(6)エクセディ <7278> 、(7)エムアップ <3661> 、(8)NISSHA <7915> 、(9)レシップHD <7213> 、(10)船場 <6540>

【大引け】

日経平均は前日比165.45円(0.76%)高の2万1812.00円。TOPIXは前日比3.24(0.20%)高の1632.20。出来高は概算で13億3908万株。東証1部の値上がり銘柄数は1119、値下がり銘柄数は915となった。日経ジャスダック平均は3544.21円(17.29円高)。

[2018年11月26日]

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