本日注目すべき【好決算】銘柄 トリケミカル、はてな、大和コン (30日大引け後 発表分)

注目
2018年12月3日 7時00分

11月30日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

トリケミカル <4369>   ★今期経常最高益予想を54%上乗せ、配当も19円増額

◆19年1月期の連結経常利益を従来予想の19.4億円→29.9億円に54.1%上方修正。増益率が19.6%増→84.3%増に拡大し、従来の4期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。国内と台湾を中心に半導体や光ファーバー向け化学材料の販売が伸びることが寄与。韓国関連会社の業績が想定以上に好調で、持分法投資利益が発生することも利益を大きく押し上げる。

業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の26円→45円(前期は21円)に大幅増額修正した。

JSB <3480>   ★前期最終を21%上方修正

◆18年10月期の連結最終利益を従来予想の17.0億円→20.6億円に21.0%上方修正。増益率が9.8%増→32.9%増に拡大し、従来の4期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。不動産賃貸管理事業で物件管理戸数が想定より伸びたほか、高齢者住宅事業における事業譲受も収益を押し上げた。固定資産売却益の発生に加え、税金費用が減少したことも上振れに大きく貢献した。

大和コン <3816> [JQ]  ★8-10月期(1Q)経常は15%増益で着地

◆19年7月期第1四半期(8-10月)の連結経常利益は前年同期比14.9%増の1億円に伸びて着地。生産性向上や省力化へのシステム投資需要が高まるなか、ソフトウェア開発関連の売り上げが伸びたことが寄与。販管費が減少したことも増益に貢献した。

上期計画の1.7億円に対する進捗率は62.1%に達しており、業績上振れが期待される。

はてな <3930> [東証M]  ★8-10月期(1Q)経常は2.5倍増益で着地

◆19年7月期第1四半期(8-10月)の経常利益(非連結)は前年同期比2.5倍の1.6億円に急拡大して着地。オウンドメディア構築ツールを新規に導入する企業が増加し、システム利用料などが拡大したことが寄与。システム開発受託や保守運用サービス、サーバー監視サービスの売上成長も業績拡大に貢献した。また、個人向けはてなブログの有料プランなどの課金収入も好調だった。

第1四半期実績だけで、通期計画の3.5億円に対する進捗率は45.9%に達しており、業績上振れが期待される。

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