伊藤智洋が読む「日経平均株価・短期シナリオ」 (12月3日記)
日経平均株価は、前週末にNYダウが上昇した流れを映して、本日の寄り付き値が一段高となって始まると考えられます。
10月中旬以降、2万2500円前後の値位置が強弱の節目になっているため、現在も上値重い状況に変化がなければ、本日の価格が寄り付きでの一段高を経過した後、上値を抑えられる公算です。
その場合、11月21日の安値2万1243円の手前の2万1500円程度まで、一気に下げる動きになる可能性が出てきます。
現在が上昇の途中で、10月の高値2万4448円を目指す動きへ入っているなら、目先は、2万2500円前後での上値の重さがあらわれず、現在の勢いの強い上げの流れを継続すると考えられます。
強気の展開になる場合、本日は、引けまで上昇の流れを作る動きとなって、11月8日の高値2万2583円を越える展開が考えられます。
弱気の展開になる場合、本日は午前中の高値が最高値となって、陰線引けする動きになると考えられます。
【伊藤智洋 プロフィール】
1996年に投資情報サービス設立。メールマガジン、株価、商品、為替の市況をネット上で配信中。「株の値動きは4回のうち3回当てられる」(KADOKAWA)、「儲かる! 相場の教科書 ローソク足チャート 究極の読み方・使い方」(日本実業出版社)など著書多数。
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