伊藤智洋が読む「日経平均株価・短期シナリオ」 (12月7日記)

市況
2018年12月7日 8時23分

日経平均株価は、10月26日の安値2万0971円が底値になっているなら、本日の価格が昨日の安値2万1307円を維持して、10月下旬以降の上値、下値を切り上げる流れを継続する動きになる公算です。

本日以降、価格が下げて、11月21日の安値2万1243円を割れる動きになると、10月下旬からの保ち合いが下降途中の中段保ち合いであるという見方が有力になります。

保ち合いには強弱の分岐点になる中心値があります。日経平均の10月下旬以降の保ち合いは、2万2000円が中心値となります。

目先の価格が2万1243円を割れる動きになると、その後の価格が上昇しても、2万2000円を前に上値を抑えられる動きになる可能性が大きくなります。

こちらの展開になる場合、年明け後は一段安を目指すと考えられます。

現在が底値をつけた後の上昇の準備段階なら、目先の価格が一気に2万2000円を越える動きになると考えられます。

情報提供:パワートレンド=伊藤智洋のPower Trend

【伊藤智洋 プロフィール】

1996年に投資情報サービス設立。メールマガジン、株価、商品、為替の市況をネット上で配信中。「株の値動きは4回のうち3回当てられる」(KADOKAWA)、「儲かる! 相場の教科書 ローソク足チャート 究極の読み方・使い方」(日本実業出版社)など著書多数。

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