概況からBRICsを知ろう~ブラジル市場は小反落、アジアや欧州市場が全面安の展開

市況
2018年12月7日 9時55分

【ブラジル】ボベスパ指数 88846.50 -0.22%

6日のブラジル市場は小反落。主要指標のボベスパ指数は前日比193.29ポイント安(-0.22%)の88846.50で取引を終えた。88932.56から87025.06まで下落した。

終始マイナス圏で推移し、終盤に下げ幅を縮小させた。アジアや欧州市場が全面安の展開を示したことが警戒され、ブラジル株にもリスク回避の売りが優勢となった。また、原油価格の下落なども圧迫材料。一方、米株が終盤に下げ幅を急速に縮小させたことを受け、ブラジル株にも買い戻しの動きがみられた。

【ロシア】MICEX指数 2412.31 -1.36

6日のロシア株式市場は4日ぶりに反落。主要指標のMICEX指数は前日比33.24ポイント安(-1.36)の2412.31で取引を終了した。2438.79から2391.63まで下落した。

売りが先行した後は下げ幅を拡大させ、引けまで安値圏で推移した。連日の上昇で足元では高値警戒感が強まったほか、原油価格の続落が警戒され、資源銘柄を中心に売りが広がった。また、欧州市場の下落など海外環境の悪化もリスク回避の動きを強めた。

【インド】SENSEX指数 35312.13 -1.59%

6日のインドSENSEX指数は3日続落。前日比572.28ポイント安(-1.59%)の35312.13、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同181.75ポイント安(-1.69%)の10601.15で取引を終えた。

終始マイナス圏で推移し、終盤に下げ幅を一段と拡大させた。欧州やアジア市場が全面安の展開を示していたことが警戒され、インド株にもリスク回避の売りが広がった。また、世界的な景気鈍化の警戒感が高まっていることも圧迫材料となった。

【中国本土】上海総合指数 2605.18 -1.68%

6日の上海総合指数は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比44.62ポイント安(-1.68%)の2605.18ポイントと続落した。

米中関係の悪化を警戒。中国の通信設備メーカー大手、華為技術(ファーウェイ)の孟晩舟・副董事長兼CFO(最高財務責任者)がカナダで逮捕され、米国が孟氏の身柄送還を求めていることが6日伝えられている。複数メディアはこれ以前に、米司法省による華為の捜査を報じていた。米国が経済制裁を科すイランに対し、華為が製品を違法輸出した疑いがあるとされる。

《CS》

提供:フィスコ

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