NY為替:ドル売りが優勢、米雇用統計が予想を下回る

通貨
2018年12月8日 7時39分

7日のニューヨーク外為市場でドル・円は、112円91銭から112円56銭まで下落し、112円67銭で引けた。

米国11月雇用統計で非農業部門雇用者数が予想を下回ったため、来年の利上げペースが減速するとの見方に、ドル売りが優勢となった。また、ナバロ米国家通商会議(NTC)委員長の発言「もし90日間の休戦後に貿易協議で合意できなければ中国製品に対する関税を引き上げる」で、米中関係に悲観的見方が再燃しリスク回避の円買いも強まった。

ユーロ・ドルは、1.1366ドルから1.1423ドルまで上昇し、1.1406ドルで引けた。欧米金利差の拡大観測が後退。ユーロ・円は、128円23銭から128円67銭まで上昇した。ポンド・ドルは、1.2790ドルから1.2711ドルまで下落。英国の議会採決を控えて、メイ首相提案の離脱協定案に反対する声が強まり、合意なき離脱への警戒感が再燃しポンド売りに拍車がかかった。ドル・スイスは、0.9937フランから0.9890フランまで下落した。

[経済指標]

・米・11月非農業部門雇用者数:+15.5万人(予想:+19.8万人、10月:+23.7万人←+25.0万人)

・米・11月平均時給:前月比+0.2%、前年比3.1%(予想:0.3%、+3.1%、10月:+0.1%←+0.2%、+3.1%)

・米・11月失業率:3.7%(予想:3.7%、10月:3.7%)

・米・11月労働参加率:62.9%(予想62.9%、10月62.9%)

・米・11月不完全雇用率:7.6%(10月7.4%)

《TN》

提供:フィスコ

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