カドカワ Research Memo(3):2019年3月期第2四半期累計は出版事業、映像・ゲーム事業の成長で増収増益に

特集
2018年12月12日 15時03分

■業績動向

1. 2019年3月期第2四半期累計業績の概要

カドカワ<9468>の2019年3月期第2四半期累計の連結業績は、売上高が前年同期比0.6%増の102,129百万円、営業利益が同0.2%増の2,864百万円、経常利益が同29.4%増の3,934百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同21.1%増の2,119百万円と増収増益決算となった。

売上高はWebサービス事業が前年同期比10.2%減となったものの、出版事業が同1.2%増、映像・ゲーム事業が同3.2%増、その他事業が同11.2%増となったことで、全体では増収基調を維持した。営業利益は、Webサービス事業やその他事業で損失を計上したものの、出版事業、映像・ゲーム事業の増益でカバーして第2四半期累計としては2年ぶりの増益に転じた。営業外収支が前年同期比で890百万円改善したことで、経常利益は2ケタ増益となっている。前年同期に計上した寄付金610百万円がなくなったこと、為替差益が288百万円増加したことが主因となっている。第2四半期累計の会社計画は非開示となっているものの、売上高、営業利益はほぼ計画どおりの進捗となったようだ。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

《RF》

提供:フィスコ

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