「さやの変化は相場の変化」天然ゴム市場が上昇、そのわけは? サンワード貿易の松永氏(三井智映子)

経済
2018年12月14日 9時25分

こんにちは、フィスコマーケットレポーター三井智映子の「気になるレポート」です。天然ゴム市場が大きく動いていますね!先月年初来安値をつけた東京ゴムは上場トレンドに転換いるように見え、足元の13日も大きく上昇しています。今後の値動きはどうなるのでしょうか?今日は、気になる天然ゴム市場についてのレポートをご紹介します。

松永さんはブログ「松永総研~北浜の虎と呼ばれた男~」で足元の値動きの転換について、『東京ゴムRSS3では、「期限切れ寸前の品質の劣化した現物が納会で大量に渡される」との観測により、期近限月が10月頃から150円台を割り込んでおりました。しかし、期限切れ寸前の品質の劣化した現物の残量が少なくなったので、期限月が急伸しているようです』と伝えています。加えて、『上海ゴムが上昇力を強めてきたことで、本日の東京ゴムが大きく上昇することになりました。添付している東京ゴムRSS3のチャートを見れば、どれだけの値動きかがよく解ります』との見解を伝えています。

今後の値動きについては、『東京ゴムの1月限が5月限より4.6円も割高となり、1月限と5月限が逆さやに変化しました』と分析。通常は先物の価格というのは現物価格に先物の期限までの金利分がのっているので先物価格が現物価格より高い順ザヤの状態ですよね。しかし、現物需給が逼迫すると現物価格より先物価格のほうが安い逆ザヤという状態になります。

最後に、松永さんは『「さやの変化は相場の変化」という商品先物市場特有の格言もあり、ここにきてさやが急変しながら急伸していることは、新たなトレンドの始まりを暗示しているのかもしれません』と考察していますので、参考にされてみてください。

上記の詳細コメントは、ブログ「松永総研~北浜の虎と呼ばれた男~」の12月13日付「天然ゴム市場パート2」「天然ゴム市場パート3」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコマーケットレポーター 三井智映子

《HH》

提供:フィスコ

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