<動意株・14日>(大引け)=土木管理総合試験所、電算システム、ブロードメディアなど

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2018年12月14日 15時10分

土木管理総合試験所<6171>=後場急上昇。同社は午後1時ごろ、18年12月期の単独業績予想について、売上高を51億円から56億1000万円(前期比16.9%増)へ、営業利益を3億6000万円から4億8000万円(同53.4%増)へ上方修正したことが好感されている。全国的に新規のインフラ整備事業や大規模な構造物の建設が減少するなかで、防災・減災関連事業、震災復興関連事業及びインフラストックの維持管理事業が増加傾向にあり、これを受けて同社の土質・地質調査試験、非破壊調査試験及び環境調査試験それぞれが年初から好調を維持したことが要因としている。同時に、今年10月にアイ・エス・ピーを子会社化したのに伴う連結業績予想も発表しており、18年12月期売上高56億2000万円、営業利益4億6800万円を見込んでいる。

電算システム<3630>=後場急伸し年初来高値を更新。同社は午後1時ごろ、同社のコンビニ収納代行サービスに楽天銀行(東京都世田谷区)が提供する「楽天銀行コンビニ支払サービス(アプリで払込票支払)」を導入することで業務提携したと発表しており、これを好材料視した買いが入っている。「楽天銀行コンビニ支払サービス(アプリで払込票支払)」は、来年2月末をメドに開始される予定のサービス。電算システムのコンビニ収納代行サービスを利用する一般企業及び公共団体は、同サービス導入の特約を追加するだけで、楽天銀行の個人普通預金口座保有者に対して、商品・サービスの代金や公金を「楽天銀行コンビニ支払サービス(アプリで払込票支払)」を通じて楽天銀行口座からリアルタイムに支払える決済手段を提供することができるようになるという。

ブロードメディア<4347>=後場動意づき一時急上昇。同社はきょう、自然言語処理(AI/NLP)技術を使用したボット構築プラットフォーム「Passage AI」を手掛ける米ルパート・ラボとパートナーシップ契約を締結したと発表。これが材料視されているようだ。「Passage AI」は、コーディング知識を必要としない、エンタープライズ企業向けの正確性に優れた対話型AIプラットフォーム。同社は今回の契約を機に、エンタープライズ企業やホテル業界などに対話型AIソリューションの提供を開始する。

ジャパンディスプレイ<6740>=急伸。きょう付けの日本経済新聞朝刊で「経営再建中のジャパンディスプレイ(JDI)が、中国のファンドや企業から支援を受ける方向で交渉していることが明らかになった」と報じられており、これを好材料視した買いが入っている。 記事によると、中国系の複数のグループが検討されているという。これに対して会社側では「当社が発表したものではない。外部との提携について協議を継続しており、交渉相手としては中国系企業も含まれるが、現時点で開示すべき具体的な決定事実はない」とのコメントを発表している。

鎌倉新書<6184>=急反発。同社は13日の取引終了後、19年1月期の連結業績予想について、売上高を22億円から25億円(前期比46.3%増)へ、営業利益を5億2000万円から7億4000万円(同82.7%増)へ、純利益を3億4000万円から4億円(同57.5%増)へ上方修正したことが好感されている。ライフエンディング周辺事業への事業開拓や新規提携先の開拓、運営サイトのリニューアル、SEOの強化などの施策を行った結果、お墓・葬祭・仏壇事業のすべてで成長スピードが加速し、計画より大幅に成約数が増加したことが要因としている。

SKIYAKI<3995>=ストップ高。同社は音楽アーティストなどのファンクラブサイトを運営するほか、グッズ販売も手掛ける。業績は有料会員の増加で課金収入が伸び足もとの収益を押し上げている。13日取引終了後、19年1月期第3四半期累計(2~10月)の連結決算を発表。売上高は28億2000万円(前年同期比59.4%増)と高い伸びを示した。同期間中の営業利益は1億900万円(同34.4%減)だったが、8~10月期については21.4%増と大幅な伸びを示しており、これを好感する買いを呼び込んでいる。なお、通期業績予想は従来見通しを据え置いているが、通期営業利益1億1100万円(前期比54.0%減)の計画に第3四半期時点で既にほぼ到達している。

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出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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