話題株ピックアップ【夕刊】(3):IBJ、ネオス、三社電機

注目
2018年12月19日 15時21分

■IBJ <6071>  714円  +29 円 (+4.2%)  本日終値

婚活サービスを提供するIBJ<6071>が反発。同社は18日取引終了後に、韓国語教室などを運営するK Village Tokyo(東京都新宿区)の第三者割当増資を引き受け、子会社化すると発表。これによるシナジーなどが期待されたようだ。第三者割当増資の払込日は19年1月4日で、引受株式数は1万3500株(議決権所有割合は55.1%)、引受価額は5億5200万円。IBJはこれを機にライフデザイン事業を拡充するとともに、国際結婚への足掛かりとし、来期以降の連結収益への寄与を見込んでいる。

■ネオス <3627>  1,294円  +52 円 (+4.2%)  本日終値

ネオス<3627>が3日ぶり反発。この日、IT機器開発・製造子会社ジェネシスホールディングスが、and factory<7035>が宿泊施設向けに展開する「客室設置型タブレットサービス」への端末供給を開始したと発表しており、これを好材料視した買いが入った。同サービスは、宿泊施設の客室に設置されたタブレットにより、旅先での楽しみを増幅させるさまざまな情報の提供を行い、宿泊者に対する客室価値の向上を図るというもの。館内の案内やその土地ならではのグルメ・観光情報をはじめ、音楽・エンタメ動画など豊富なコンテンツを取り揃えており、宿泊者の目的や趣味に応じて楽しめるようになっているという。

■三社電機製作所 <6882>  900円  +36 円 (+4.2%)  本日終値

三社電機製作所<6882>が高い。朝方には連日で年初来安値を更新したものの、その後は切り返す動きとなっている。19年3月期通期の連結営業利益は18億5000万円(前期比25.5%増)が見込まれていることや、PER9倍台、PBR0.6倍台と割安感があることなどが見直されているようだ。なお、17日には関西電力<9503>及びエリーパワー(東京都品川区)と共同で、蓄電池を活用した周波数制御技術に関する実証実験を行うと発表している。これは社会全体の効率的なエネルギー基盤の構築を目指した「バーチャルパワープラント構築実証事業」の枠組みのなかで実施されるもので、期間は19年1月7日~31日までとなっている。

■CRI・ミドルウェア <3698>  3,235円  +105 円 (+3.4%)  本日終値

CRI・ミドルウェア<3698>が4日ぶりに反発。18日の取引終了後、同社のWeb動画ソリューション「LiveActPRO(ライブアクトプロ)」が、セブン&アイ・ホールディングス<3382>が運営する総合通販サイト「オムニ7」に採用されたと発表しており、これを好材料視した買いが入った。オムニ7は、西武・そごう、イトーヨーカドー、アカチャンホンポ、Loftが集結した、本・雑誌・CD・DVD・ファッション・コスメや食品などの商品を幅広く取り揃えたオムニチャネルサービス。同サイトではこれまでにも「動画」コンテンツの活用を進めていたが、利用者がより快適にかつ効果的に動画を視聴する環境を実現するため、画質の高さや省データサイズなどを強みとする「LiveActPRO」を採用することになったとしている。なお、LiveActPROは、オムニ7だけではなく、セブン&アイグループのそごう・西武のサイトでも活用が広がっており、今後、グループ内の各種サイトでも展開される予定としている。

■トランスジェニック <2342>  471円  +13 円 (+2.8%)  本日終値

トランスジェニック<2342>はしっかり。18日の取引終了後、京都大学発ベンチャーの京ダイアグノスティクス(京都市左京区)が開発した大腸がん転移に関与するリン酸化Trioを認識する抗体について、販売契約を締結したと発表しており、これが好感された。Trioリン酸化は、がん細胞の運動を促進するため、がん転移のマーカーになることが期待されており、京ダイアグノスティクスが開発したTrioリン酸化抗体は、大腸がんにおける予後予測の研究に貢献する見通し。今回の契約で、トランスGは同Trioリン酸化抗体を研究用試薬として19年2月から販売を開始する予定という。なお、同件による19年3月期の業績への影響は軽微としている。

■東日システム <3316>  687円  +18 円 (+2.7%)  本日終値

東京日産コンピュータシステム<3316>の上げ足が止まらない。データセンターを中心に、ビッグデータ分析、ヘルプデスク、常駐支援などのマネジメントサービスが好調で収益を押し上げている。19年3月期営業利益は前期比5.3%増の5億4000万円を計画するが増額修正の可能性が高いとみられる。さらに日産自と仏ルノーの関係に今後変化が生じた場合、主要顧客として抱える日産系メーカーやディーラー向けのシステム改修や再構築需要が大きいとの思惑があり、中期成長力に対する上振れ期待もある。

■明豊ファシリ <1717>  500円  +13 円 (+2.7%)  本日終値

明豊ファシリティワークス<1717>が続伸。18日の取引終了後、東京証券取引所の承認を受けて、12月25日付で東証ジャスダックから東証2部へ市場変更することになったと発表しており、これを好材料視した買いが入った。同社は、オフィスの構築や施設建設時の発注者を支援するコンストラクションマネジメントが主な事業。19年3月期単独業績予想は、売上高49億6000万円(前期比18.3%減)、経常利益6億2000万円(同1.5%増)を見込んでいる。

■日水製薬 <4550>  1,128円  +10 円 (+0.9%)  本日終値

日水製薬<4550>が5日ぶりに反発。18日夜のテレビ東京系ニュース・報道番組「ガイヤの夜明け」で、唾液からがんのリスクを判断する検査法を実用化したサリバテック(山形県鶴岡市)が紹介されたことを受けて、サリバテックに出資している日水薬に関心が高まっているようだ。日水薬では、昨年12月にサリバテックが実施した第三者割当増資を引き受け1億円を出資している。

●ストップ高銘柄

ビットワングループ <2338>  560円  +80 円 (+16.7%) ストップ高   本日終値

フジタコーポレーション <3370>  1,065円  +150 円 (+16.4%) ストップ高   本日終値

イメージ情報開発 <3803>  741円  +100 円 (+15.6%) ストップ高   本日終値

など、5銘柄

●ストップ安銘柄

なし

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.