東京株式(大引け)=127円安、2万1000円大台を下回る

市況
2018年12月19日 15時52分

19日の東京株式市場は、前日のリスクオフの流れを引き継ぎ日経平均は下値を探る展開となった。2万1000円台を割り込み約9カ月ぶりの安値圏に沈んだ。

大引けの日経平均株価は前営業日比127円53銭安の2万987円92銭と続落。東証1部の売買高概算は17億3903万株、売買代金概算は2兆8046億1000万円。値上がり銘柄数は883、対して値下がり銘柄数は1171、変わらずは75銘柄だった。

きょうの東京市場は主力株中心に見送られた。前日の米国株市場ではNYダウなど主要指数が反発したが依然不安定な動きで、東京市場でも上値を買い進む動きはみられなかった。原油価格の急落を背景に世界景気先行きへの懸念が強まったほか、FOMCの結果とパウエルFRB議長の記者会見を前に上値が重い展開を強いられた。日経平均は後場に入ると水準を切り下げ、フシ目の2万1000円台を割り込む水準でもみ合ったが、下値では年金系資金とみられる買いが入り、下げ幅は限定的となった。超大型IPOとして注目されたソフトバンクが公開価格を大きく下回る水準に売り込まれたことも全体の地合いを悪くした。全体売買代金はソフトバンク上場効果もあって2兆8000億円台と高水準だった。

個別では、ソフトバンク<9434>は寄り付きから軟調に推移し、結局公開価格比14.5%安の安値引けとなった。任天堂<7974>が軟調、ファーストリテイリング<9983>、ユニー・ファミリーマートホールディングス<8028>も下落した。国際石油開発帝石<1605>の下げも目立った。東京エレクトロン<8035>も安い。コムチュア<3844>が急落、ティアック<6803>、バロックジャパンリミテッド<3548>も値を下げた。

半面、キーエンス<6861>がしっかり、資生堂<4911>、花王<4452>も買い優勢だった。スズキ<7269>、東海カーボン<5301>が上値追い、TDK<6762>も堅調。ソースネクスト<4344>、チェンジ<3962>が大幅高に買われ、enish<3667>、ホシザキ<6465>も急伸。TATERU<1435>が物色人気となり、ジャパンエレベーターサービスホールディングス<6544>も値を飛ばした。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

最終更新日:2018年12月19日 16時12分

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