話題株ピックアップ【夕刊】(1):エデュラボ、日経Dインバ、ソフトバンク

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2018年12月25日 15時11分

■EduLab <4427>  4,430円  +700 円 (+18.8%) ストップ高   本日終値

EduLab<4427>がストップ高。21日に東証マザーズ市場に上場した直近IPO銘柄で、全般相場が下落するなか、上値に対する圧迫感の小さい銘柄として物色されているようだ。同社は21日の寄り付きと同時に公開価格3200円を70円(2.2%)上回る3270円で初値をつけるなど目立ったスタートではなかったが、その分、上昇余地が大きいとの見方が強まっているようで、21日には一時ストップ高の3970円まで上昇。きょうも朝安スタートだったものの切り返し、大幅高となっている。英語試験・教育サービスの開発・運営などが主な事業で、日本英語検定協会などの公的試験実施団体や文部科学省、地方公共団体などの公的機関、一般企業、教育関連企業、学校法人などに対して、英語その他の能力検査の試験開発、実施、分析、教育サービスの提供などを展開している。なお、19年9月期は売上高68億1000万円(前期比71.6%増)、営業利益14億800万円(同46.0%増)を見込んでいる。

■日経Dインバ <1357>  1,541円  +143 円 (+10.2%)  本日終値

NEXT FUNDS 日経平均ダブルインバース・インデックス連動型上場投信<1357>がマドを開けて買われ、3月下旬以来9カ月ぶりに1500円台を回復。同銘柄は騰落率が日経平均株価のマイナス2倍になるように設定された、いわゆる逆連動型のETF。下げ相場に対するヘッジ目的で個人投資家資金を集めるケースもあるが、現在のような激しいリスクオフ相場では、戦略的な空売り感覚で短期資金の流入を誘いやすい。日経平均は米株急落を受け2万円大台を大きく割り込んでおり、この流れに乗る形で水準を切り上げた。

■ASB機械 <6284>  3,365円  +85 円 (+2.6%)  本日終値  東証1部 上昇率7位

日精エー・エス・ビー機械<6284>が大波乱相場のなかで買い優勢の展開。全体の地合いは個別銘柄の業績などファンダメンタルズ無視で全面安商状に売り込まれているが、数少ない上昇銘柄のポイントは、底値圏で信用取組の買い残が枯れたものが多くを占めている。同社株もその条件に適う。収益も好調だ。海外向けを中心にペットボトル成形機を生産しており、米国や欧州、新興国ともに需要は好調を極めている。また、同社はインドに生産拠点を置いていることもポイントで、今下期は生産能力増強に動いたことで収益機会を逃さず捉えることができるのも強み。

■日経レバ <1570>  14,480円  -1,650 円 (-10.2%)  本日終値

NEXT FUNDS日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信<1570>が続急落。1万6000円割れでは収まらず、一気に1万5000円台も気配値のまま下回った。全体相場は米国株主導でリスクオフの流れが加速している。同銘柄は日経平均にリンクしたETFでボラティリティは2倍の値動きを想定した設定となっており、全般波乱局面に際し投資家の悲観ムードが大きく反映される形に。

■ソフトバンクグループ <9984>  7,043円  -578 円 (-7.6%)  本日終値

ソフトバンクグループ<9984>が大幅安。全体リスク回避の流れが加速しており、主力銘柄の象徴である同社株の下げも止まらない。また、同社の通信子会社ソフトバンク<9434>も全体波乱相場のなかで下値模索の動き。19日の上場日に公開価格を大幅に下回る水準で引けたが、その後は公募で申し込んだ個人投資家など目先筋の売りが一巡し、配当利回りに着目した押し目買いを誘っていたが、きょうは全体波乱相場に抗えず、改めて売りが優勢となった。

■メルカリ <4385>  1,720円  -139 円 (-7.5%)  本日終値

メルカリ<4385>が続落し、連日の上場来安値となった。フリマアプリ最大手の同社は6月19日に東証マザーズに新規上場し公開価格(3000円)に対して、5000円の初値をつけた。ただ、その後の株価は下落基調となり、足もとでは公開価格から4割近い下落に売り込まれている。欧州子会社の解散が嫌気されているほか、相場の下落を受け見切り売りが出ている様子だ。株式市場の下落に伴う追い証発生で同社株への換金売りも懸念されている。

■しまむら <8227>  7,840円  -610 円 (-7.2%)  本日終値

しまむら<8227>が7日続落し年初来安値を更新。23日に発表した12月度(11月21日~12月20日)の月次売上速報で、既存店売上高が前年同月比7.8%減と8カ月連続で前年実績を下回ったことが嫌気された。12月度は、ブラックフライデーのテレビCMを中心に販促に力を入れたことで、婦人ニットや紳士NBカットソーなどの販売が好調だったが、月度中旬まで気温が平年より高く推移したことが、防寒アウターやパジャマなど冬物商品の販売に影響した。なお、全店売上高は同6.5%減だった。

■マーベラス <7844>  738円  -57 円 (-7.2%)  本日終値

マーベラス<7844>が大幅安で3日続落し、連日の年初来安値更新となった。21日の取引終了後、9月28日に発表した早期退職優遇制度に46人の応募があったと発表。これに伴い特別退職金など約1億円を19年3月期第3四半期決算で特別損失として計上するとしており、これを嫌気した売りが出た。

■東京エレクトロン <8035>  11,735円  -835 円 (-6.6%)  本日終値

東京エレクトロン<8035>、SUMCO<3436>など半導体関連が軒並み安。前日の米国株市場ではNYダウ、ナスダック指数ともに急落したが、アプライドマテリアルズ、インテルなど半導体関連主力株の下げが目立ち、全般地合い悪を先導、半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は3%近い下落をみせた。足もと外国為替市場では1ドル=110円台前半まで円高が進んでいることもあり、半導体製造装置や半導体材料メーカーへの逆風が強く意識される状況にある。

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