注目銘柄ダイジェスト(前場):ジンズメイト、薬王堂、サンバイオなど

市況
2019年1月8日 12時11分

薬王堂<3385>:2995円(+336円)

急騰。いちよし証券がレーティングを新規に「A」、フェアバリューを4100円としたことで、前日も強い動きが目立っていたが、昨日発表の決算が好感される形で、本日もリバウンドを強める動きになっている。第3四半期累計営業利益は29.9億円で前年同期単独比11.7%増益、上半期の同9.8%増益から増益率は拡大している。通期計画は7.2%増益見通しであり、業績は上振れ推移との見方に。

レオン自機<6272>:1307円(-81円)

急反落で一時下落率トップ。ゴールドマン・サックス証券では投資判断を「買い」から「中立」に格下げ、目標株価も2500円から1500円に引き下げている。長期的に成長を牽引する材料がある点は評価も、短期業績の逆風について抗うだけの材料が十分でない時期に差し掛かっているとの判断。高い収益性を誇るアジアを中心とした海外事業において、マクロ景況感の停滞が引き合いの変化として顕在化するリスクなどを考慮しているもよう。

ジンズメイト<7448>:404円(+61円)

大幅高。前日に12月の月次動向を発表している。既存店売上高は前年同月比7.0%増、2カ月ぶりのプラス転換で、昨年6月以来の高い伸び率となっている。前半は苦戦したものの、月後半での気温の低下とセール効果などが奏効したもよう。前月は16カ月ぶりに既存店売上がマイナス転換し、その後の株価は下落ピッチを早めただけに、安心感が強まる形となっているようだ。

オリンパス<7733>:3610円(+265円)

急伸。モルガン・スタンレーMUFG証券では投資判断を「イコールウェイト」から「オーバーウェイト」に格上げ、目標株価も3700円から4000円に引き上げている。ガバナンスへの課題クローズアップに伴う株価下落で割安感が強まる中、株価上昇カタリストになる消化器内視鏡新製品の発売タイミングが近づいていることを要因としている。なお、UBS証券でも投資判断の格上げが観測されているもよう。

ウエルシアHD<3141>:4700円(-310円)

急反落。3-11月期営業利益は約200億円となり、前年同期をわずかに上回ったもようとの観測報道が伝わっている。同期間として4年連続で最高益を更新する形だが、通期予想は前期比10.3%増益であり、想定を下回る推移との見方が先行している。新規出店の着工遅れに加えて、薬剤師などの人件費上昇、24時間営業店増加による人件費や光熱費の増加などがコストアップ要因になっているようだ。

メドピア<6095>:1639円(+39円)

大幅に続伸。EMシステムズ<4820>と業務提携契約を締結すると発表している。メドピアが保有する医師や薬剤師の集合知をEMシステムズの医科・調剤システムと連携させ、双方の顧客及びユーザー基盤の拡大を目指す。具体的には、医科・調剤システムへ「薬剤評価掲示板」を連携させるほか、同システムでの「患者指導箋サービス」の開発・提供、マーケティングでの連携を実施する。事業開始予定は19年4月。

サンバイオ<4592>:9330円(+780円)

大幅に3日続伸。大日本住友製薬<4506>と共同で実施している再生細胞薬SB623の慢性期脳梗塞を対象としたフェーズ2b臨床試験に対し、米カリフォルニア州再生医療機構から獲得した総額0.20億ドルの補助金のうち、経過観察終了達成分の0.01億ドルを受領したと発表している。マイルストンの達成状況に応じて補助金を受領する契約となっており、残りは最終報告分の0.01億ドルのみとなっている。

セリア<2782>:3760円(-155円)

大幅に3日ぶり反落。12月の既存店売上高が前年同月比0.5%減だったと発表している。マイナスは2カ月連続。前月(1.5%減)から下落幅は縮小したものの、年末商戦が低調だったとの見方から売りに押されている。客数は0.4%減、客単価は0.1%減だった。全社ベースの売上高は5.8%増で、4月からの累計では6.8%増。19年3月期の売上高予想は前期比7.5%増の1710億円。

《ST》

提供:フィスコ

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