話題株ピックアップ【夕刊】(3):ダイセキ、リソー教育、田淵電

注目
2019年1月8日 15時20分

■ダイセキ <9793>  2,305円  +2 円 (+0.1%)  本日終値

ダイセキ<9793>が続伸。7日の取引終了後に発表した第3四半期累計(18年3~11月)連結決算が、売上高388億9900万円(前年同期比7.1%増)、営業利益70億6700万円(同8.4%増)、純利益46億9200万円(同7.8%増)と増収増益となったことに加えて、従来20円を予定していた19年2月期期末配当を6円増額して26円にすると発表したことが好感された。引続き好調な国内鉱工業生産を背景に、主力の工場廃液を中心とした産業廃棄物の処理業が順調に受注を伸ばしたほか、年初から受注単価の下落により採算が悪化した子会社ダイセキ環境ソリューション<1712>が手掛ける土壌汚染処理事業で、採算改善の兆しが見え始めたことが寄与した。通期業績予想は、売上高502億円(前期比2.0%増)、営業利益91億円(同3.6%増)、純利益60億円(同2.8%増)の従来見通しを据え置いている。なお、年間配当は46円となり、前期実績の40円に対しては6円の増配になる予定だ。

■リソー教育 <4714>  469円  -29 円 (-5.8%)  本日終値  東証1部 下落率2位

リソー教育<4714>は反落。7日の取引終了後、従来2円50銭を予定していた19年2月期の期末配当を1円増額して3円50銭にすると発表したが、想定内との見方が強く材料出尽くし感から利益確定売りが出た。なお、同社は18年12月1日付けで1対3株の株式分割を実施していることから、分割前換算では年間配当は33円(従来予想同30円)となり、前期実績の28円からは実質増配となる予定だ。

■エクセディ <7278>  2,597円  -108 円 (-4.0%)  本日終値

エクセディ<7278>が反落。SMBC日興証券が7日付で、投資評価「2」を継続しつつ、目標株価を3850円から3150円へ引き下げたことが弱材料視されたようだ。同証券では、中国自動車販売の減速を受けてトルコン需要を見直し売上高見通しを減額したほか、鋳造工程の歩留まり低下や人件費高騰などが、原価低減努力の一部を打ち消してしまうと予想。これに伴い、19年3月期営業利益予想を270億円から250億円へ、20年3月期を同290億円から255億円へ、21年3月期を同305億円から275億円へそれぞれ下方修正している。

■田淵電機 <6624>  144円  +24 円 (+20.0%)  本日終値  東証1部 上昇率トップ

田淵電機<6624>が急騰。東京証券取引所が7日、時価総額審査の結果について発表し、審査期間の1カ月間の平均時価総額及び7日の時価総額が所要額(10億円)以上となったことから、上場廃止基準には該当しないことになったとしたことが好感された。

■シーズメン <3083>  650円  +100 円 (+18.2%) ストップ高   本日終値

シーズメン<3083>がストップ高。7日に発表した12月度の月次販売速報で、既存店売上高が前年同月比12.5%増と2ケタ増となり、7カ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。12月は、冬物商戦のピークであるボーナス・クリスマス・年末商戦などのイベントに向けて、商品投入や売場づくり、各店舗における販売体制整備などの事前準備を進め、全社を挙げて店舗販売力の強化を実施。その結果、METHODではストリート、スポーツブランドのスウェット類、バイカーブランドの商品群、流儀圧搾ではキャラクターブランドの商品群、和柄ボトムス類が好調に推移した。

■ジーンズメイト <7448>  405円  +62 円 (+18.1%)  本日終値  東証1部 上昇率2位

ジーンズメイト<7448>が急騰。7日の取引終了後に発表した12月度の売上高速報で、既存店売上高が前年同月比7.0%増と2カ月ぶりに前年実績を上回ったことが好感された。月前半は例年に比べ気温の高い日が多かったため、冬物の動きが鈍く苦戦したが、月後半は気温の低下とセール効果もあって挽回した。また、注力しているレディースについては、プライベートブランドのスウェット類や、マフラー・スヌードなどの冬小物を中心に前期実績を上回った。

■バイク王&カンパニー <3377>  170円  +17 円 (+11.1%)  本日終値

バイク王&カンパニー <3377> [東証2]が続急騰。7日大引け後、18年11月期の経常利益(非連結)を従来予想の1億3000万円→1億8700万円に43.8%上方修正したことが買い材料視された。小売販売台数の増加や高収益バイクの仕入構成比率の上昇で、販売単価が前の期を上回ったことが寄与。仕入れプロセスを見直したことなども上振れの要因となった。

■インスペック <6656>  1,247円  +123 円 (+10.9%)  本日終値

インスペック<6656>が6日続伸。7日の取引終了後に発表した12月度の月次単体受注高で、12月度単月の受注高は2億3600万円(前年同月400万円)となり、また5月からの累計では15億9500万円(前年同期比2.1倍)と大幅に伸長したことが好感された。12月は、海外顧客からロールtoロール型AOI(精密基板パターン検査装置)およびAVI(最終外観検査装置)、付帯設備も含めて複数台の受注を獲得した。

■データセクション <3905>  702円  +67 円 (+10.6%)  本日終値

データセクション<3905>が大幅高で3日続伸。この日、同社を含む4者によるプロジェクトが、NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)公募案件に採択されたと発表しており、これを好材料視した買いが入った。今回採択されたNEDOの案件は、「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)第2期/ビッグデータ・AIを活用したサイバー空間基盤技術」にかかる公募について。採択された同社及びアルム(東京都渋谷区)、日本テクトシステムズ(東京都港区)、東京慈恵会医科大学の4者共同プロジェクトでは、遠隔医療AIの社会実装により、急性期・慢性期医療に対応した日本式ICT地域包括ケアモデルを実現するのが狙いで、医療機器・福祉機器・ウェアラブル端末をネットワーク化し、被介護者や介護現場にかかるデータを収集して人工知能(AI)技術によって解析。これにより各種症状の早期発見や重症化予防、また医療・介護の業務量軽減につなげるとしている。

■ロジザード <4391>  3,995円  +365 円 (+10.1%)  本日終値

ロジザード<4391>の上げ足が止まらない。5連騰で未踏の4000円大台乗せを果たした。昨年12月27日を境に強烈な上昇トレンドを形成、5営業日合計の上げ幅は1600円以上に達した。eコマース事業者向けに物流在庫管理システムをクラウドサービスで提供するが、電子商取引市場が拡大一途となるなか、その恩恵を享受している。18年6月期営業利益は6割の伸びを達成、19年6月期営業利益も前期比13%増益を計画するが、大幅上方修正が濃厚とみられている。

●ストップ高銘柄

イオレ <2334>  1,364円  +300 円 (+28.2%) ストップ高   本日終値

AKIBA <6840>  1,655円  +300 円 (+22.1%) ストップ高   本日終値

VALUENEX <4422>  2,861円  +500 円 (+21.2%) ストップ高   本日終値

デュアルタップ <3469>  470円  +80 円 (+20.5%) ストップ高   本日終値

カワセコンピ <7851>  604円  +100 円 (+19.8%) ストップ高   本日終値

など、14銘柄

●ストップ安銘柄

シルバーライフ <9262>  4,930円  -1,000 円 (-16.9%) ストップ安   本日終値

以上、1銘柄

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