今日の為替市場ポイント:米長期金利の上昇などを意識して円売り継続も

通貨
2019年1月9日 8時30分

8日のドル・円相場は、東京市場では108円51銭から109円09銭まで上昇。欧米市場でドルは109円02銭から108円44銭まで反落し、108円74銭で取引を終えた。

本日9日のドル・円は、主に108円台後半で推移か。米長期金利の上昇などを意識して、リスク選好的なドル買い・円売りは継続するとみられる。

7-8日の日程で行われた米中の通商協議は、9日も継続されることになった。報道によると、交渉団の一員である米エネルギー省のスティーブ・ウィンバーグ氏は記者団に対し、「協議は順調に進んだ」、「明日(9日)も継続する」と述べた。米中通商協議が当初の日程を延長して行なわれる理由は明らかにされていないが、トランプ米大統領は8日、「中国との交渉は非常にうまく進んでいる!」とツイートしていることから、市場関係者の間では「今回の協議で一定の成果が得られる可能性が高い」との思惑が広がっている。

中国側でも動きがあったようだ。外務省報道官は8日の記者会見で、「劉副首相が今回の協議に出席していても何ら驚きではない」と答えた。報道によると、劉副首相は、今月中にはライトハイザー米通商代表部(USTR)代表と会談する見通しとなっている。米中貿易摩擦は今回の次官級協議を経て、ある程度解消される可能性が指摘されている。一部報道によると、「米中は通商合意をまとめる用意ができていない」とされているが、中国の外務省報道官は7日時点で、「両国首脳が得たコンセンサスに沿って前向きかつ建設的な協議と対話を行うことで一致した」と述べており、中国の知的財産権侵害問題や対米貿易黒字の削減策などについて米中は前向きに議論し、何らかの結論が提示されるとの見方も出ている。

《CS》

提供:フィスコ

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