安川電やファーストリテ決算を注視/後場の投資戦略

市況
2019年1月10日 12時23分

日経平均 : 20141.93 (-285.13)

TOPIX  : 1517.46 (-17.65)

[後場の投資戦略]

足元で米中対話への市場の過度な警戒感は後退しつつあるものの、米国内ではメキシコ国境の壁建設を巡る意見の相違が継続しており、米政権運営に対する不透明感は拭えない。これにより、積極的に上値を追う国内外の投資家の動きは鈍く、日経平均も20000円を超えたところでは戻り売り圧力が強まりやすくなっていることから手がけづらさが意識されている。

他方、中国向けの景気減速や米中貿易戦争の影響などから日本工作機械工業会が前日、今年の年間工作機械受注額が前年から12%減と3年ぶりのマイナスになりそうだとの見通しを発表した。景気動向に敏感になっている地合いのなかで本日決算発表を控える安川電機<6506>は、設備投資や中国関連に対する今後の物色動向、ファーストリテイリング<9983>はマーケット全般のセンチメントに影響しやすいことから、後場にかけては様子見姿勢をとる向きが増えやすく、こう着相場となる可能性がある。

《AK》

提供:フィスコ

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