20500円超で戻り売り、TOPIXの動向を注視/後場の投資戦略

市況
2019年1月17日 12時18分

日経平均 : 20402.36 (-40.39)

TOPIX  : 1541.07 (+3.30)

[後場の投資戦略]

オプション市場では、権利行使価格18500円におけるプットオプションの建て玉が1万3000枚超と、1万2000枚程度である権利行使価格22000円のコールオプション建て玉を上回っていることを指摘する向きが増えている。前日終値から計算した株価純資産倍率(PBR)1倍レベルは18928円となっていることから、日経平均がその水準を下回る展開を想定する投資家の姿勢が意識されている。英議会におけるメイ首相の不信任決議案を与党・保守党などが反対多数で否決したことで、ひとまず落ち着きをみせた為替相場では、米国株式の続伸や米長期金利の下げ渋りも意識され、朝方には1ドル=109円台で推移した。しかし、12月の日銀短観にて明らかになった大企業・製造業の今年度の想定為替レートである109.41円を前にしたドルの上値は重く、依然としてファンダメンタルズの観点からも日経平均の上値追いシナリオは描きづらいとみられる。

一方で、本日前場取引終了時点でのTOPIXは、プラス圏を確保しているうえ、ランチタイムのTOPIX先物も底堅い動きをみせている。日経平均の上値が重いなかで、欧州関連とされる任天堂<7974>や米大手行の好決算を受けたメガバンクなどの金融セクターに対する見直しの流れが継続するかどうかは、個人投資家のセンチメントにも大きく影響してくることからも注目しておきたいところである。(雲宮 祥士)

《AK》

提供:フィスコ

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