注目銘柄ダイジェスト(前場):壽屋、バーチャレク、マクロミルなど

市況
2019年1月18日 12時09分

壽屋<7809>:1560円(+300円)

ストップ高。中国の最大手ECサイト「阿里巴巴集団(アリババグループ)」のECモール「天猫国際(TMALL GLOBAL)」に「KOTOBUKIYA海外旗艦店」を出店し、自社製品の販売を開始すると発表している。卸売販売事業では、既に海外での販売を実施している。小売販売事業での海外本格展開の第一歩として、中国本土での認知度向上と売上拡大を目指して越境ECを開始したとしている。

マクロミル<3978>:1674円(+107円)

大幅続伸。野村證券では投資判断「バイ」、目標株価2320円で新規にカバレッジを開始している。デジタルマーケティング商材の提供拡大による収益性改善により、19.6期から24.6期までの5期間で年率13%の修正EPS成長を予想しているが、株価にはこうした成長期待は織り込まれていないとの判断のようだ。今第2四半期以降の増益が予想され、投資妙味は増していると指摘。

バーチャレク<6193>:755円(+100円)

大幅に続伸。4万株(0.2億円)を上限に自社株買いを実施すると発表している。発行済株式総数(自社株を除く)に対する割合は1.36%。取得機関は18日から2月15日まで。機動的な資本政策を実施することで、株主への利益還元及び資本効率の向上を実現することが目的。取引時間中としては18年12月19日以来となる節目の700円を上回ったことも買いに拍車を掛けているようだ。

GTS<4584>:840円(+24円)

大幅に続伸。再生医療事業のセルテクノロジー(東京都中央区)を完全子会社にする株式交換契約を締結したと発表している。効力発生日は4月1日の予定。交換比率は、セルテクノロジーの普通株1株に対しジーンテクノサイエンス株1.30株、A種優先株1株に対し同1.48株を割り当てる。セルテクノロジーの歯髄幹細胞保管事業を確保するとともに、協働して細胞治療プラットフォームを活用する。

津田駒工<6217>:2132円(+91円)

大幅続伸。前日に前11月期の決算を発表、営業利益は9.3億円で前期比50.0%増益となった。繊維機械事業、工作機械関連事業ともに増収、2ケタ増益となっている。従来予想の10億円はやや下回ったものの、受注好調などを背景に今期も14億円で同49.9%増と大幅増益を計画している。中国の景気鈍化懸念も強まる状況下、想定以上の強気見通しに評価も高まる格好へ。

ソースネクスト<4344>:629円(+3円)

続伸。AI通訳機「POCKETALK W」が、JR西日本の京阪神エリア内の11駅において、訪日外国人旅行者への接客ツールとして採用されることになったと発表している。JR西日本では、乗り換え案内や切符の種類の説明など各種案内に活用する方針で、その他の駅にも順次導入予定としているもよう。採用企業数の拡大が続くなか、一段の収益寄与に対する期待感も高まる方向へ。

広済堂<7868>:475円( - )

買い気配。MBOの実施を前日に発表している。米ベインキャピタル系の投資ファンドが1株610円でTOBを実施、同社はこれに賛同の意を表明している。TOB価格は前日終値に対して46%のプレミアムとなっており、株価はTOB価格に完全サヤ寄せを目指す動きとなっている。買い付け期間は1月18日から3月1日までで、TOB成立後、同社株は上場廃止となる。

日本電産<6594>:12095円(-300円)

急落。前日に業績予想の下方修正を発表している。営業利益は従来予想の1950億円から1450億円に、2ケタ増益予想から一転して2ケタ減益に減額修正。市場コンセンサスは会社計画を上回る水準であった。米中貿易戦争の影響による中国向けの需要減少、在庫調整などが影響のほか、構造改革費用なども織り込んでいるもよう。いち早い改善策の実施などを評価する声もあるが、想定外の大幅下方修正にネガティブなインパクトが先行。

《ST》

提供:フィスコ

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