話題株ピックアップ【夕刊】(3):国際紙パルプ、農業総研、クボテック

注目
2019年1月18日 15時25分

■テモナ <3985>  714円  +100 円 (+16.3%) ストップ高   本日終値

テモナ<3985>はストップ高。同社は17日の取引終了後、東証本則市場への変更申請を行ったと発表した。同社は17年4月に東証マザーズ市場に上場したが、更に社会的な認知や信用力を高め、企業価値向上を図るためには、東証1部への市場変更が必要であると判断したという。なお、東京証券取引所による承認の可否や時期などは現時点で不確定であるとしている。

■バーチャレク <6193>  755円  +100 円 (+15.3%) ストップ高   本日終値

17日、バーチャレクス・ホールディングス <6193> [東証M]が発行済み株式数(自社株を除く)の1.36%にあたる4万株(金額で2000万円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料視された。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は1月18日から2月15日まで。

■ナガオカ <6239>  767円  +100 円 (+15.0%) ストップ高   本日終値

ナガオカ<6239>がストップ高。同社は17日取引終了後に、スクリーン・インターナルを大口受注したと発表。将来の業績への寄与などが期待されているようだ。スクリーン・インターナルとは、石油精製や石油化学、肥料プラントの心臓部である反応塔内で、原料の原油や天然ガスを変化させ、反応、抽出、分離を行う触媒をサポートする内部装置。今回の受注は、プラスチックの原料であるプロピレンの需要増加が見込まれるなか、欧州で新設のプロピレン・プラントの建設計画があり、プロセス・ライセンスを保有する米UOP社の認証メーカーとしてスクリーン・インターナルを長年製造供給してきた実績が評価された。なお、受注金額は約14億4700万円で、契約納期は20年11月となっている。

■国際紙パルプ商事 <9274>  283円  +35 円 (+14.1%)  本日終値  東証1部 上昇率4位

国際紙パルプ商事 <9274> が続急騰。17日大引け後、オーストラリアとニュージーランド(ANZ)で紙・包装資材と紙関連製品などの卸売事業を展開するスパイサーズの全株式を取得し子会社化すると発表しており、業績拡大を期待する買いが向かった。スパイサーズはオーストラリアに8拠点、ニュージーランドに4拠点を有する紙商社大手。これまで長年にわたって良好な取引関係を築いてきたが、スパイサーズの懸念材料であった不良債権の処理や不採算地域からの撤退が完了し、安定したANZ市場に特化した事業運営に舵を切ったことを受け、今回のM&Aに踏み切った。取得価額は73.8億円。

■ベルトラ <7048>  674円  +71 円 (+11.8%)  本日終値

ベルトラ<7048>が大幅続伸。同社は昨年12月25日に東証マザーズに新規上場。海外や国内旅行の現地体験型オプショナルツアー専門のオンライン予約サイトを運営している。市場では、今年の「10連休」や「働き方改革」による有給休暇義務化が、同社への追い風になるとの観測が浮上している。

■農業総合研究所 <3541>  5,630円  +340 円 (+6.4%)  本日終値

農業総合研究所<3541>が5日続伸、上場来高値を更新した。11日取引終了後、19年8月期の第1四半期(2018年9月~11月)連結最終損益の黒字と株式分割の実施を発表。同期の最終損益は200万円の黒字(前年同期は2000万円の赤字)となったほか、2月28日時点の株主に対する1対5の株式分割を発表したことが、引き続き好感された。同社は野菜や果物の直売所事業を展開しているが、消費者の食品に対する安心・安全志向の高まりも追い風となり、流通総額は過去最高水準にある点などが評価されている。

■クボテック <7709>  369円  +19 円 (+5.4%)  本日終値

クボテック<7709>の急騰が続いている。前日は値幅制限いっぱいの80円高に買われたがきょうも投機資金の攻勢緩まず、79円高と連続ストップ高目前まで上昇する場面があった。動意前の株価は220円前後に位置していたが、わずか3営業日で倍化した。特段の材料は見当たらないものの、大口資金の流入を境に需給相場の様相を強めており、17日から日証金で貸株申し込み制限の対象となっている。2015年4月には株価を300円台から1600円台まで短期間で大化けさせた経緯がある。

■イマジニア <4644>  937円  +44 円 (+4.9%)  本日終値

イマジニア<4644>が大幅高で4日続伸。昨年12月下旬に全体波乱相場に流され急落を余儀なくされたが、年明け以降は戻り足を強め、足もと75日移動平均線を上回るなど中期上昇転換を示唆している。ゲームソフト開発を祖業とし、現在はスマートフォンゲームなどのコンテンツ配信を収益の主柱としている。そのなか「すみっコぐらし」が大ヒットし業績に貢献。また、ゲームソフトではニンテンドースイッチ向けソフト「Fit Boxing」を国内外で発売し、収益寄与が期待されている。株式需給面では信用買い残の整理が進捗したことで上値が軽くなった。

■ヒトコム <3654>  1,606円  +49 円 (+3.2%)  本日終値

ヒト・コミュニケーションズ <3654> が5連騰。18日午前、業界初となるAIスピーカーを活用した宿泊施設特化型のチャットコンシェルジュサービスをITベンチャーのTradFitと共同開発し、大手ホテル向けにサービスを開始すると発表したことが買い材料視された。TradFit社の持つIT技術に同社のホテル経験者による高度な有人チャット対応機能を導入したコンシェルジュサービスを始める。訪日外国人向けサービスの向上や人手不足、生産性向上などの課題を抱えるホテル業界の需要を取り込む狙い。今後はアジアを中心としたグローバル展開のほか、他サービス業界も視野に入れた新サービスも開発していく。

■東エレデバ <2760>  1,824円  +34 円 (+1.9%)  本日終値

東京エレクトロン デバイス<2760>が5日続伸。同社は17日、英ダイアログ・セミコンダクターと販売代理店契約を結び、小型・低消費電力で高性能なパワーマネジメントIC製品などの取り扱いを開始したと発表。これが買い手掛かりとなったようだ。同社はこれにより製品ラインアップを拡充。今後もFAやプリンター、カメラ、IoT向けに提案を行い、顧客のアプリケーションの小型化や低消費電力化、周辺部品の機能統合などに注力するとしている。

●ストップ高銘柄

リバーエレテック <6666>  229円  +50 円 (+27.9%) ストップ高   本日終値

栄電子 <7567>  383円  +80 円 (+26.4%) ストップ高   本日終値

アサカ理研 <5724>  1,553円  +300 円 (+23.9%) ストップ高   本日終値

ぷらっとホーム <6836>  1,670円  +300 円 (+21.9%) ストップ高   本日終値

MDV <3902>  1,054円  +150 円 (+16.6%) ストップ高   本日終値

など、13銘柄

●ストップ安銘柄

シベール <2228>  1,030円  -300 円 (-22.6%) ストップ安   本日終値

デュアルタップ <3469>  770円  -150 円 (-16.3%) ストップ安   本日終値

以上、2銘柄

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