18日の米国市場ダイジェスト:上昇、米中貿易交渉の進展に期待高まる

市況
2019年1月21日 7時50分

■NY株式:上昇、米中貿易交渉の進展に期待高まる

米国株式相場は上昇。ダウ平均は336.25ドル高の24706.35、ナスダックは72.76ポイント高の7157.23で取引を終了した。中国側が今後6年間に渡る米国からの輸入拡大を提案するなど、米中貿易交渉が進展しているとの見方から買いが先行。概ね良好な10-12月主要企業決算が相次いでいることも好感され、終日堅調推移となった。セクター別では、耐久消費財・アパレルや半導体・同製造装置、運輸などを中心に全面高となった。

アパレルのVFコープ(VFC)は好決算を発表すると共に業績見通しを引き上げ上昇。運輸のJBハント・トランスポート・サービシズ(JBHT)は決算で売上高が予想を上振れ堅調推移。カジノ運営のMGMリゾーツ・インターナショナル(MGM)は、アクティビスト投資ファンドのキース・マイスター氏を取締役に迎えることを明らかにして上昇。一方で動画ストリーミングのネットフリックス(NFLX)は決算で売上高が予想を下回り下落。電気自動車のテスラ(TSLA)は、従業員の7%相当を削減することを発表して大幅下落となった。

21日(月曜日)はキング牧師誕生日の祝日の為、米国株式相場は休場。

(Horiko Capital Management LLC)

■NY為替:ドル109.77円、米中貿易摩擦の解消期待が一段と強まる

18日のニューヨーク外為市場でドル・円は、109円34銭から109円89銭まで上昇し

109円77銭で引けた。米中貿易協議で、中国が対米黒字解消を提案すると報じられると米中貿易摩擦解消期待が一段と強まり、リスク選好の動きがさらに加速。

ユーロ・ドルは、1.1406ドルから1.1353ドルまで下落して1.1362ドルで引けた。ユーロ・円は、124円43銭から124円83銭へ上昇。リスク選好の円売りが優勢となった。

ポンド・ドルは、1.2944ドルから1.2857ドルまで下落した。メイ英首相は2回目の国民投票を支持しない方針を表明。ポンド売りにつながった。

ドル・スイスは、0.9935フランから0.9959フランまで上昇した。

■NY原油:先物は反発、米国内の石油掘削装置の稼働数が大幅に減少

18日のNY原油先物3月限は反発(NYMEX原油3月限終値:53.80 ↑1.73)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物3月限は前日比+1.73ドルの53.80ドルで通常取引を終えた。米中貿易摩擦解消期待が強まり、需要鈍化懸念が大きく後退した。同時に、米国内の石油掘削装置の稼働数が大幅に減少し、供給過剰懸念も後退した。

■主要米国企業の終値

銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)

バンクオブアメリカ(BAC) 29.30ドル +0.31ドル(+1.07%)

モルガン・スタンレー(MS) 43.69ドル +1.16ドル(+2.73%)

ゴールドマン・サックス(GS)202.54ドル +3.45ドル(+1.73%)

インテル(INTC) 49.19ドル +0.72ドル(+1.49%)

アップル(AAPL) 156.82ドル +0.96ドル(+0.62%)

アルファベット(GOOG) 1098.26ドル +8.36ドル(+0.77%)

フェイスブック(FB) 150.04ドル +1.74ドル(+1.17%)

キャタピラー(CAT) 136.60ドル +2.92ドル(+2.18%)

アルコア(AA) 29.27ドル -0.32ドル(-1.08%)

ウォルマート(WMT) 97.73ドル +0.99ドル(+1.02%)

スプリント(S) 6.07ドル +0.06ドル(+1.00%)

《SF》

提供:フィスコ

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