明日の株式相場見通し=薄商いで方向感に乏しい推移、米株式休場で外国人の参加は限定的に
あす(22日)の東京株式市場は、現地21日の米株式市場がキング牧師誕生日の祝日で休場となることから、外国人投資家の参加が限定的となることが想定され、一段と薄商いのなか方向感に乏しい推移となりそうだ。
市場関係者からは「きょうの東京株式市場は、米中貿易摩擦の緩和期待を背景に、前週末の米株式市場でNYダウ平均株価が大幅高で4日続伸したことや、外国為替市場で円安・ドル高が進行したことを好感して、日経平均株価は続伸のスタートとなった。しかし、2万900円近くに接近したことや、中国政府が発表した18年10~12月期のGDP成長率減速への警戒感から、前場後半から伸び悩む展開となった。さらに、きょうの東証1部の売買代金が1兆9432億円と、18年9月10日以来の低水準となり、市場エネルギーの減退ぶりが際立っている」との見方が出ていた。
週明け21日の東京株式市場は堅調な地合いとなり、日経平均は続伸した。ただ、売買代金は低調で、買い一巡後は上値の重さが意識される展開となった。日経平均株価終値は、前週末比53円26銭高の2万719円33銭と続伸した。
日程面では、日ロ首脳会談、日銀金融政策決定会合(23日まで)、12月の全国スーパー売上高に注目。海外では、世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議・25日まで)、EU財務相理事会、米12月の中古住宅販売が焦点となる。(冨田康夫)
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)