本日注目すべき【好決算】銘柄 日本モゲジS、ザイン、新明和 (21日大引け後 発表分)
21日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。
日本モゲジS <7192> ★今期配当を25円増額、株主優待制度を拡充
◆19年3月期の期末一括配当を従来計画の10円→35円(前期は8円)に大幅増額修正した。足もとの好調な業績を踏まえ、普通配当を12円積み増すほか、東証1部指定記念配当を見直し13円増額する。期末配当利回りは3.96%に上昇し、配当取り狙いの買いなどが期待される。
併せて、株主優待制度を拡充すると発表。クオカード3000円をベースに優待品を贈呈する。配当と株主優待を合計した利回りは7.35%となる。
GMOクラウド <3788> ★前期経常を12期ぶり最高益に上方修正、配当も9.51円増額
◆18年12月期の連結経常利益を従来予想の11.6億円→14.6億円に25.9%上方修正。増益率が7.4%増→35.1%増に拡大し、12期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。子会社GMOグローバルサインのセキュリティ事業が海外を中心に好調だったことが寄与。外注費の内製化で原価を抑制したことなども利益を押し上げた。
業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の30.38円→39.89円(前の期は27.6円)に大幅増額修正した。
ザイン <6769> [JQ] ★前期最終を4.8倍上方修正
◆18年12月期の連結最終利益を従来予想の3800万円→1億8200万円に4.8倍上方修正。民生機器市場向け半導体の販売低迷で売上高は計画を16.0%も下回ったものの、販管費の削減が奏功し、採算が改善したことが寄与。投資有価証券売却益や繰延税金資産を計上したことも最終利益を大きく押し上げた。
新明和工業 <7224> ★今期配当を8円増額修正
◆400億円規模の自社株TOBを実施すると発表。このTOBが完了することを条件に、19年3月期の年間配当を従来計画の37円→45円(前期は23円)に増額修正する。今期期末の配当総額は株式減少にかかわらず維持する方針。TOB完了で株数が減少した場合、1株あたりの配当を増やす。なお、筆頭株主のレノと共同保有者はTOBに応募する意向を示している。
株探ニュース